大田原より愛をこめて

仕事中の現実逃避

抗うつ剤パキシルで「新生児薬物離脱症候群」

2009年10月21日 | 公開中
パキシルというのは心療内科でよく出されるポピュラーな薬。だが、この薬は「やめると強烈な不快感に見舞われる」という、恐ろしい副作用(強い依存性)がある。それは、人によっては大音量の耳鳴りに加え、体中を高圧電流が絶え間なく流れるような感じのする、凄まじいものだという。医師はこのリスクについて十分に説明しないまま患者にどんどん処方している。今はネットで患者同士の情報交換が活発であり、リスク情報についても口コミでは共有されているが、8割方の人が認めている大きな副作用ですら、製薬会社や医師側は積極的に情報公開していない。
このニュースによれば、何処かの精神科医が妊婦に処方して、生まれてきた赤ちゃんが強烈な薬物離脱症状で苦しんで生死の境をさまよっているそうだ。生まれてきた瞬間に大きなトラウマを負わされる赤ちゃんが可哀想すぎる。一体何の罪があるの?
患者の体なんてどうでもいいと思っている不勉強な医師や、金儲けのことしか考えていない製薬会社、国民の健康のことより自分たちの天下り先確保に余念がない厚生官僚に、多くの新生児の命が危険にさらされているとしたら、本当にぞっとするし、悲しい。

妊娠を考えている若い女性に対する投薬は、慎重を期して欲しいです。



<抗うつ剤パキシル>妊婦服用で新生児に副作用30件

10月21日2時31分配信 毎日新聞
 広く使われている抗うつ剤「パキシル」を服用した妊婦から生まれた新生児について、先天異常を含む副作用被害報告が8年間で約30件あったことが、民間医薬品監視団体「薬害オンブズパースン会議」(代表、鈴木利広弁護士)の調査で分かった。同種の他の抗うつ剤と比べ報告数が突出しているとして、同会議は近く、厚生労働省と販売元のグラクソ・スミスクラインに、実態調査と添付文書の改訂を要望する。【清水健二】

 パキシルは00年11月に国内で発売され、07年の売上高は抗うつ剤でトップの約500億円。同会議によると、08年度までに国に寄せられた副作用報告に、新生児の心臓の一部が欠損する先天異常が7件、生まれた直後にけいれんや呼吸困難などを起こす「新生児薬物離脱症候群」が21件含まれていた。流産や子宮内胎児死亡の報告もあった。他の抗うつ剤では、先天異常の報告はなく、離脱症候群も同期間で数件という。

 米国では05年12月、添付文書の「警告」欄に妊婦への慎重な投与を求める記載が加えられた。日本でも添付文書の「使用上の注意」欄に同様の記載があるが、警告では触れていない。

 薬の副作用に詳しい医薬ビジランスセンター理事長の浜六郎医師は、「依存性も高く、本来は妊娠可能な患者へは原則禁止すべき薬。米国以上の注意喚起が必要だ」と指摘する。

 厚労省安全対策課とグラクソは「日米の添付文書の書式の違いの問題で、現行で必要な情報は入っている」と話している。
コメント (1)
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