ちょっとづつ秋になってきたこの頃。
当店の看板犬サブはどうやら恋をしているらしい。
お相手は徒歩10分のところに住んでいる、チャッピーちゃん(8才)。
サブよりちょっとだけ大きいサイズの、白桃色のかわいい子。
毎朝毎晩の散歩で、まっしぐらにチャッピーちゃんの家へ向かう。
ちょっと早足で、ひたむきに。
チャッピーちゃんは家の前につながれている事もあるけど、大体は家の中にいて会えないことが多い。
それでもチャッピーちゃんがいつもつながれている場所を、それはそれは愛おしそうににおいをかいだり、ちょっとぺろっとしてみたり。
運良く外にいる時に会えて、嬉しそうに鼻をくっつけて愛をささやくと、最初は「あら、来たのね、ぼうや。」みたいな感じでお相手してくれるんだけど、すぐに「もういいでしょ、あっち行って。」と言われてしまう。
それでもスリスリしに行くと、「調子に乗ってんじゃないわよ!」と一喝され、トボトボと帰路につく。
何度も何度も振り返りながら。
私は「元気出して。また明日会いに来よ。」となぐさめるのだが、なんとも情けない顔をしてトボトボ歩くんだよなあ。
サブの恋が成就する日は来るのでしょうか。
サブ、頑張れよ。母は見守っておりますよ。