和歌山政経懇話会

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和歌山一区 選挙便り 1025 3戦3敗の理由

2021-10-26 09:24:14 | 日記
自民党公認候補門博文さんは、二階さんが全面的に面倒を見る政治家でこれまでも様々なシーンで活動しています。二階さんの絶大な権力を背景に、和歌山のために働いていますが、反面何かとお騒がせの政治家です。

このような方が、何故全敗するのか、その理由を分析します。

門さんの弱み その1、
二階さんのイメージがかぶること。
これは、『剛腕』『強い』の反面『高圧的』であったり『偉そう』とも評価されます。
和歌山市民は、これまでの経緯で「二階アレルギー」の方が多くいますので、門さんには不利になります。
相手候補側はこれをよく承知をしており、かわいそう戦略が始まったと理解できます。

門さんの弱み その2、
そもそも和歌山市民には他所の人間に対して警戒心を持つ方が多いとされています。
ビジネスで進出した企業の多くが、排他的な市民意識に苦労するそうです。
極端な話では、以前は支店や営業所がない会社とは取引しないとか、電話番号が和歌山でないと対応しないなど、多くの逸話がありました。
そんな土壌では、門さんに不利になるのは当然でした。
ただ最近は和歌山から撤退する企業も数多く、そのような偏った考えは表面上薄れているように感じます。

門さんの弱み その3、
桐蔭党の存在。
中西啓介さんという衆院議員が桐蔭高校OBで、この方が和歌山市の自民党の代表としと活躍されたことが桐蔭党を生み出したと考えられます。
その流れを上手に引き継いだのが岸本周平さんで、出発式では必ず中西さんの名前を出し、中西支援者の取り込みを図っています。
門さんは地元の和歌山大学出身との経歴があるにも関わらず、関係者からの支持に結びついていません。

門さんの弱み その4、
組織作りができていない。
与党であり、それなりの役職で政治活動を行ったが故に、地元での支持拡大への対応が疎かになっていたことは否めません。
大切な時期に秘書の不祥事があり、組織の乱れが生じたことはかなりの痛手になりました。
その意味では、岸本さんの後援会はしっかりと対策を行ってきています。

他にも要因は考えられますが、
門さんがただ単に支持獲得を目指す政治家ではなく、実績をアピールする政治家であるということが、和歌山市民には評価されないと推察されます。

ただ、近年はコロナ禍における医療従事者への衛生用品の配布であり、水道管破損による断水の早期復旧など、明らかに和歌山市民が納得、評価できる働きをしています。

今回は、我々和歌山市民の民度が問われる選挙になっています。
お世話になった方へ「ありがとう」を言える当たり前の和歌山市民でありたいと思うのは私だけではないと思います。


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