口腔ケアもお忘れなく

高齢者の口腔内のトラブルを防ごう!

介護をする際には口腔ケアも忘れずに

2021-06-01 11:22:12 | 介護

介護をする際には生活の様々なことについて、介護をする側が手助けをしていく必要が出てきます。
多くの介助が必要になる中、つい忘れがちになってしまうのが口腔ケアです。
命にかかわることは少ないだろうと思っている方も多いでしょうが、実は口腔内のトラブルは体全体にも影響を及ぼすこともあります。
健康で長生きできる環境づくりのために、毎日の口腔ケアをしっかり行っていくようにしましょう。

まずは虫歯になることが大きなトラブルとして挙げられます。
痛みなどが出ると生活の質を大きく下げてしまいますし、姿勢が崩れて頭痛や肩こりなどがひどくなることもあります。
放置していて治るものではないので、治療が必要です。
高齢者は移動も大変なので、歯科治療は早い段階で回数を少なくした方が負担が減らせます。
また、すでに歯を失っている場合でも注意が必要です。
歯茎などのトラブルも起こりえるからです。
日々の口腔ケアで口腔内の状況を確認しトラブルがないかを見ておきましょう。

口内は唾液の分泌が減少することでもトラブルが増えてしまいます。
なかでも睡眠中に口を開けて寝てしまう方では、起床時の口内の乾き具合がひどくなります。
また、唾液の分泌は年齢とともに低下することも多いので、介護の口腔ケアは入念に行う必要があるのです。
口内の乾きを予防するためには、こまめな水分摂取も有効です。
ただし、多くの水分をとるだけでは下痢などの症状につながるので過剰摂取は避けましょう。
少しの水分を口に含み、うがいすることも効果が見られるようです。

さらに、口腔ケアを怠ってしまうことで、口の中に雑菌が増えてしまうことがあります。
それを飲み込んでしまうことで、体のほかの部分に雑菌が広がり、病気につながることもあるのです。
特に免疫力が低下している高齢者にとっては気を付けておきたいポイントです。
こうした口腔内にとどまらないトラブルを避けるためにも、日々の口腔ケアはしっかり行っていけるように気を付けておきたいものです。
■口腔ケアに関する参考サイト:http://korei-oralcare.com