ご無沙汰しております。
今年の11月は、いつもよりちょっと暖かいぞ..と思ってまだ秋支度でいたらいよいよ
寒くなってきてダウンコートに切り替えた私でございます笑
この度のブログ、まずはお礼を!
11/4東京芸術劇場にて第115回東京ニューシティ管弦楽団定期演奏会、お陰様で無事終演を致しました。
そして先日11/16は、南麻布セントレホールにてお昼のランチタイムコンサートを無事終えることが出来ました。
お忙しい中ご来場頂きました皆様に心から感謝申し上げます。
言うまでもなく、共演者の皆様、スタッフ、マネージャー、そして両親含む知人、お客様方に支えられて成し遂げたことです。
左から東京ニューシティ管弦楽団コンサートマスター、執行さん、私、指揮者の田中祐子さん。
久々のオーケストラバックでの協奏曲は、やはり普段とは比べ物にならない緊張がありました。あと、選曲したDvorak violin Concertoは意外にも日本では、あまり弾かれない聴かれない曲ということでオーケストラの方々も初めて、お客さんも初めての方が多かったそうですが、先日手元に届いた当日会場アンケートでは、曲に対して良い印象を残すことが出来たような全体ご評価を頂いておりましたので、ホッと一息しております。
オーケストラと演奏する時は、後ろに大勢の団員の皆さんがいらっしゃって普段ピアノと2人で演奏するときとは、
全くと言っていいほど構成面で意識を変える必要がありました。これが上手くいかないと演奏に締まりがなくなった りなんとなくズレが生じたり音楽がただ流れているだけで終わる可能性もあるので、テンポの変え方など随分と指揮 者の田中さんにご指導いただきました。(本当に優しく人柄の良い素晴らしい指揮者の方でした!)
自分では色々と演奏面で反省も多々あったのですが、恩師から、"音楽は、人に影響力があるもの、でも自分が演 奏して思ってることや気にしていることと聴衆の皆さんが感じていることは必ずしも同じではないので不思議なも のよ”と言われ、またこれも私には目から鱗の発見でした。会場が大きくなれば大きくなるほどこのような違いも生 まれてくるのかな..?とも思っております。勉強勉強。
演奏後にお会いした聴衆の方々の笑顔は、奏者にとって本当に嬉しいものです。この日は、鈴木メソッドのまだ小 さな生徒さんが親御さんといらしていて終わった後に各々感想を言いに来てくれたのが何とも嬉しく印象に残りまし た。いい思い出として持ち帰っていただけたらなと、そんな気持ちで最後お客様をお見送りしておりました。
本当にいい勉強、良い経験になった舞台でした。
16日、ランチタイムコンサートも大変有意義な時間でした。サポートミュージックソサエティーが主催するお昼のコンサートで南麻布セントレホールという素敵なサロンで至近距離のお客様を前に演奏致しました。共演者には、素晴らしいピアニストの居福健太郎さんをお迎えし、Beethovenのソナタの中でも最も有名で大曲のクロイツェルソナタ(この曲だけで50分近い!)を演奏しました。居福さんとは、4月リサイタルから共演して頂いていますが、まずお人柄が素晴らしい、プラス音楽上でもちょっとした助言を頂くことが自分の中で大きな気づきになっていたりして、1つの作品を作り上げる上で本当に自分が素直に曲に向かっていくことができるとても良き演奏パートナーです。 この日は、90年の歴史を持つスタインウェイとの演奏でしたが、居福さんの奏でる音が素晴らしく、自分の楽器との相性も良かったので、リハーサルから本当に気持ちよく演奏出来ました。
また本番はたくさんのお客様にお越しいただき感謝しております。トークありのコンサートでしたのでお客さんにお話するというのも演奏だけではない緊張がありましたが、この日は演奏後にトークをしたこともあり落ち着いて話せていたように思います笑(演奏前のトークはなかなか頭の整理がつかず上手くいかないとの経験談を聞いたもので自分は演奏後で正解..笑)まさに音楽と良き共演者に感謝、良質な空間とスタッフの方々、お客様に囲まれた幸せなひとときとなりました。
今月は、両方合わせて約2000人近い方々に自分の演奏を聴いて頂いたかと思うと、感無量です。
またもっと新たな自分の可能性を追求してポジティブに頑張っていこうと思っております。
本当にありがとうございました。
ご来場になったお客様の中にこのブログを読んで下さっている方々がいらした事にも驚き、嬉しく思いました。
9月にオープンしたオフィシャルサイトhttp://kanakoyanagida.com/ の方でこの他の本番の写真や今後の演奏情報もシェアしていきたいなと思っております。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
寒くなりましたので、どうぞ皆様ご自愛くださいませ。ではまた次回お会いしましょう!^^