本日からNHK-BSにて「あぐり」の再放送が始まった。嬉しい。このドラマは私の「ベストワンNHK朝ドラ」だからだ。まず舞台となる時代が明治、大正のレトロモダンなのがツボ。やっぱり朝ドラのヒロインは着物姿でないとダメ。最近の朝ドラは何でか知らないが現代が舞台のドラマばかりでつまらない。巷で人気があるらしい「ちゅらさん」も全然興味が持てなかったのでやたら続編が作られたり再放送されたりなのが悔しかったけど遂に「あぐり」もやっともう一度観ることができるのだ。
主役の田中美里が民放のドラマだと全然魅力がないのになぜかこれも含めてNHKのドラマだと断然輝いているから不思議だ。
他の出演者もエイスケさんこと、野村万斎さんもこれで人気が出たし、淳之介役の山田純大、友人役の関口知広、池内万作と七光りトリオが見せる掛け合い漫才とも思える会話の面白さも見どころだし、あぐりの美容室で働くしっかり者の鈴木砂羽、おっとりで少々頭の弱い細川ふみえのコンビも笑えるし、キャスティングの良さがよりドラマを面白くしていた。
このドラマを観て新たに知ったのが、戦前の日本がいかに近代的で先進的な考えを持っていて、豊かな文化を創っていたかということだった。まずあぐりが初めて開いた美容室の店のデザインの素晴らしいこと!ドラマでは実際の店のデザインを忠実に再現していたが船をモチーフにしたもので窓が丸い形をしているのだ。しかし、それも空襲で跡形もなく消え、戦後に立て直した店はごく普通の何の変哲もないものになる。
日本はあの戦争で明らかに文化や芸術の面で何十年も後退してしまったことを思い知らされた。
主役の田中美里が民放のドラマだと全然魅力がないのになぜかこれも含めてNHKのドラマだと断然輝いているから不思議だ。
他の出演者もエイスケさんこと、野村万斎さんもこれで人気が出たし、淳之介役の山田純大、友人役の関口知広、池内万作と七光りトリオが見せる掛け合い漫才とも思える会話の面白さも見どころだし、あぐりの美容室で働くしっかり者の鈴木砂羽、おっとりで少々頭の弱い細川ふみえのコンビも笑えるし、キャスティングの良さがよりドラマを面白くしていた。
このドラマを観て新たに知ったのが、戦前の日本がいかに近代的で先進的な考えを持っていて、豊かな文化を創っていたかということだった。まずあぐりが初めて開いた美容室の店のデザインの素晴らしいこと!ドラマでは実際の店のデザインを忠実に再現していたが船をモチーフにしたもので窓が丸い形をしているのだ。しかし、それも空襲で跡形もなく消え、戦後に立て直した店はごく普通の何の変哲もないものになる。
日本はあの戦争で明らかに文化や芸術の面で何十年も後退してしまったことを思い知らされた。