廻り廻って自分のためになる

研修は新人のためだけではない

介護の心構えを改めて振り返る

2021-08-18 09:45:39 | 日記
介護業界におけるOJT研修は、介護での技術や仕事内容を教えるだけに留まらない。
介護の仕事を行う上での心構えも伝えることが大切だ。介護職はサービス業の一つとも言えるため、利用者に質の高いサービスを提供することを目的としている。
利用者の尊厳を守り、信頼関係を築いていくことも質の高いサービスを提供する上では欠かせないのだ。日々業務をこなすだけではなく、利用者にしっかり向き合っていく心構えを伝えることも新人研修には必要といえる。そうすることで伝える側も改めて自分を振り返ることができるだろう。

OJT研修は職員の意識向上にも役立つ!

2020-05-15 01:56:14 | 日記
介護業界では新たに働き始める職員は、OJT研修を受けることがほとんどである。
OJTでは、教育担当がマンツーマンで教えるため、その間、教育担当は介護の仕事をほとんど行えない状態になる。人員に余裕のある職場であれば良いが、そうでない場合はOJTの間負担を抱える職員が出てしまう。それに不満を持つ職員も出てくるだろう。しかし、もしこの新人が十分なOJTを受けられず、仕事内容も把握しきれないままに独り立ちしてしまったら、仕事の質が落ちる結果になるだけでなく、仕事に自信が持てずに退職することにもなりかねない。そうなると、さらに人員が増えないまま、余裕のない介護が続いていくことにもなるだろう。
OJTは新人を育てる、という意味でも有益だが、教育担当以外の職員も一緒に新人を育て、介護に対する意識を改めて高める機会でもある。それは、誰しもが忘れてしまった初心を、新人の姿によって思い起こすきっかけになるからだ。
また、OJTの教育担当を誰が行ってもいいように、職場内での仕事内容ややり方を統一したり、こまめに情報共有を行うことも介護の質に繋がるだろう。こうした情報共有に伴う話し合いによって、職場内の環境や雰囲気もより良く変化していくことが期待できる。さらに、十分なOJTを受けた新人が働き続け、定着することで人員にも余裕が出ることにもなる。人員が増えることで一人ひとりの負担も減るため、働きやすい職場になっていくことが期待されるだろう。
介護業界初心者でも働きやすい職場とはどんなところか、気になる方は〈介護の世界に飛び込みたい!〉を参考にしてほしい。