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戦争 (bakeneko)
2019-09-01 00:11:44
エゴイズムの塊が戦争である.
ミシェルは「爆弾投下だ」と言って、鉛筆でゴキブリを突き刺した.
この出来事は、現実にすぐそこで戦争で人が死んでいるのに、それを悲しい出来事として理解することが出来ないでいる、その現れと言ってよいでしょう.
爆撃に驚いて暴走する馬に蹴られて死んだ、この死も、戦争による死であるのだが.....

大人でも、人の死、その悲しみを、例えばお酒を飲んで、和らげながら受け止めようとするものなのです.
お香の匂いというのは気分を鎮めるもので、日本でも西洋でも同じように用いられるようです.

子供が泣きながら帰ってきて、親の顔を見ると泣きやむもの.子供は親の顔を見て安心する、不安から逃れる事が出来るのですが、では、子供を不安から救うことが出来る、その親が死んでしまったら.....
子供は親の死を理解することが出来ません.ですから最初に両親の死の悲しみを、大切にしていた犬の死の悲しみに置き換えました.
そして、色々な動物の死に置き換えようとしました.
そして最後には.....「ミシェル、ミシェル.....ママ、ママ.....」
好きな男の子と引き裂かれた悲しみを理解した時、好きな両親と別れ別れになったことも理解されることになりました.


以前、ラジオの『子供の心と教育相談』といった番組で、児童精神科医の大学教授が高校生の相談に答えていました.

- 相談者 -
幼稚園の頃、お父さんが亡くなって、それからお母さんと二人暮らしです.
小学校2年の時、お母さんの仕事の都合で、引っ越ししました.
その時、仲の良かった友達と別れ別れになって、とても悲しい思いをしたのだけど、お母さんは私の悲しい気持ちを全く分ってくれなかった.
それからずっと、私は母に対して蟠りを抱き続けている.

- 回答者 -
お父さんが亡くなった頃、お母さんとお父さんの死について話し合ったことが有りますか?.
その頃、二人はどう思ったのか、お母さんと話し合ってみてください.

確かこんな風な回答でした.
 
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