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マントと朴歯 (ハコベの花)
2010-07-17 22:51:51
私が大人の本を読み始めた頃、作家の多くは旧制高校を出た人たちでしたから、旧制高校の学生にどれ程憧れた事でしょうか。特に福永武彦の『草の花』の学生群、あるいは阿川弘之の『雲の墓標』を映画化した「空ゆかば」の学生たち、ロマンと夢と苦悩と孤独、何より秀才の存在、私に無いものがすべてそこにあるような気がしていました。
少し前、you tubeを覗いていたら、青春日記の歌に映画が付いていました。数日間、暇があると観ていました。憧れのマントと朴歯姿の青年に出会ったからですね。友人があきれて「能天気」と私に言いました。「あのマントの青年に18の私が抱きしめられたいのだ」と言うと、その友人も「私も抱きしめられたい」と言ったので笑ってしまいました。この「破帽」の写真を見ていると寮歌が聴こえてくるようですね。再びの青春は望むべきもないのですが、気持ちだけは青春でいたいものです。
 
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