『秋霖』夏の盛りに絡めた指が一雨ごとに 冷める恋“すこし離れて暮らしてみたい”…添えて合い鍵 置いた秋なのにあの人 夢に見るなのに擁かれる 夢をみるおんなごころを見透かすように秋霖(あめ)が未練を 責めて降る夢見わるさに覚えたお酒やっと孤り寝 慣れた頃なんであの人 夢に見るなんで擁かれる 夢をみる