2024-07-07 14:01:58 | 日記

カイコ(蚕、学名:Bombyx mori)はチョウ目(鱗翅目)カイコガ科に属するガの一種。和名はカイコガとされる場合もカイコとされる場合もある。カイコガと呼ばれる場合も、幼虫はカイコと呼ばれることが多い。幼虫はクワ(桑)の葉を食べて育ち、糸を分泌して繭をつくりその中で蛹に変態する。この糸を人間が繊維素材として利用したものが絹である。日本において初めて養蚕が行われたのは3世紀の中頃とされており ,皇室で も古くから 養蚕が行われていたとされ,詳細は不明で はあるが,「日本書紀」には関係する記述がある。雄略天皇(5世紀後半)の巻に,「雄略天皇は后妃に自ら桑を摘ませ,養蚕を勧めようと思われ,国内の蚕を集めさせた」というものである。今から約千五百年前に,天皇家が養蚕に関心をもたれていたことが伺えるであろう。皇室で正式に養蚕が始められたのは明治初期のことである。天皇陛下の稲作と共に,皇后陛下の御養蚕は,我が国における農耕文化の象徴として重要な皇室行事となり,今後も継承されていくであろう。


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