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糾弾どうこうは判らないけど、、、 (odyssey)
2008-01-26 20:13:35
「スナップショット」だと言うだけで「猥雑」の評価はちょっと大袈裟では?

ドガの「舞台の踊り子」は、その躍動感や衣装の表現、構図が賞賛されて居る様だけど、本来は踊り子そのものと、左斜め上の紳士に注目すべきだと思う。
当時、ヨーロッパに於いて踊り子がバレリーナとして成功するには少なからずパトロンの援助無しにはやっていけない状況だったと聞きます。
バレリーナに限らず芸術関係はお金持ちのパトロンの下で養って貰っている状況だったそうです。良いか悪いかは別にしてね。
それを照らし合わせるとこの絵の状況が見えてきませんか?
この「舞台の踊り子」実は『後ろの紳士にパトロンになって貰うべく自分をアピールしている図』と見えませんか?
そう考えると幕の後ろに控えている踊り子達と今踊っている踊り子との距離感、構図、紳士の位置が符合してくると思うのですが、、、、
それを思うと踊り子達がなんとかパトロンになってもらおうと必死になって踊っている様に思えませんか?。。。
そして、だからこその猥雑さではないでしょうか?

そこまで考えていての「みんな変態」(描いた側、描かれた側、ソレを観る側)なのだったら、、、
いやぁヒカル君の洞察力には、ホント脱帽ですわ^^

 
 
 
いつもと口調が違うのは、なぜ?(さぁねv) (i_)
2008-01-27 23:37:31
> おでっせ。

お~なるほど、そういう見方があるのね~「舞台の踊り子」には。
バックグラウンドストーリーを知ると、
さっきまでと絵自体は全く変わってないのに、
全然違う感覚が湧き上がってくるもんだねぇ。
それもまた、絵画の楽しみ方の重要なバリエーションの
ひとつですな☆ もちろん、背景となる物語を
知っていなくても、この絵単独で存在感なり
美しさなりを感じ取ることもできるしね。

芸術や芸能の類が一般大衆に支えられるようになったのは
どんな分野でもつい最近のことじゃあないかなぁ。
(19世紀とか20世紀とか)
それ以前なら、富は一部の権力者が握ってたろうから、
そういう人たちがパトロンとして芸術の振興を担ったのは、
寧ろ自然と思われ。大衆が芸術や芸能を消費できる、
ってコトは、今の文化と社会が成熟してることの証だろうね。

ほぃから、絵画が猥褻かどうかの基準は、
地域や時代・年代・年齢や主義主張宗教観によって変わるから、
2008年の今、日本という国に住んでいるodysseyや
僕なんかが「大袈裟だなぁ」と感じる一方で、
19世紀のフランスでは当然のことだったかもしれないし、
そこらへんのところはわかんないやぁね。
世紀を超えてでも「覗き見」とか「盗撮」とかの風味を
感じさせるドガの手腕が見事ということかな。
 
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