標高813m。そこにあるのは普遍性のある様式と保存すべき伝統の神楽の幻。そして、川音に消されそうな幾つかの言い伝え。それらに静かに包まれて、僕は今、感じている、何もかも消滅するまでの偶然の危うい均衡の一瞬を。