岐阜多治見テニス練習会 Ⅱ

羽生竜王対藤井5段

第11回朝日杯将棋オープン戦。
棋譜に従って
一手一手なぞってみたが、
両者とも
予想していたほど深い先読みをしていていなかった。

かなり前の、
或る雑誌の対談で、
羽生は、
「ほとんどの手は失敗で、
迷いに迷って打つ手が多く、
その場しのぎの手ばかりと言ってもいいくらい」
というような意味のことを言っていた。

プロは、
20手も30手も先を読んで
打っていると思い込んでいたが、
どうもそう単純な世界ではないらしい。

冒頭の感想は、
しかし、
素人が勝負がついてから棋譜に従いなぞりをした結果の感想だ。
言わば、
敷かれたレールの上を走っているようなもので、
敷設者の労苦がどれほどのものだったか、
想像もできない。

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