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TBSの世界ふしぎ発見で、「万葉仮名の梅は烏梅」としていました。 決めつけ過ぎではありませんか。

2019-08-25 13:52:35 | 日記
TBSの世界ふしぎ発見で、「万葉仮名の梅は烏梅」としていました。
決めつけ過ぎではありませんか。
万葉仮名は、同じ音に、幾つかの漢字を使っています。
万葉集、古事記、日本書紀では、時代が違うので使っている漢字が違うようです。
(梅は、古事記、日本書紀には書かれていません)
梅花歌32首では、28首が烏梅ですが、宇米が2首、汙米、宇梅が1首あります。
後追和梅歌4首では、宇梅が2首、有米、烏梅が1首です。
烏梅が遣隋使・遣唐使により薬用として伝えられたので、ウメと言われているとの俗説が広くありますが、以前は、古事記、日本書紀には書かれていないので、遣隋使・遣唐使により伝えられたとのせつが定説のようにせされていましたが、現在では、弥生時代の遺跡から梅の核が発見されるので弥生時代に伝えられたとされるのが定説です。ただし、縄文時代に伝えられたとされる桃と同じ遺跡から梅も発見されていて、桃は数多く発見されるので発見状況が詳しくわかるので確かだとされていますが、梅は確か1個半しか発見されていないので、発見状況が詳しくわからないので確定していません。炭素年代測定をすればはっきりするはず?
烏梅を遣隋使・遣唐使が伝えたとすれば、漢音ですからヲバイです。
烏は、漢音の前の呉音で、ウ、漢音で、ヲ(オ)梅は、呉音で、マイ、メ、漢音で、バイですので、烏梅がウメと区別するためにウバイとしているのではないでしょうか?
そもそも、梅の語源に定説はありませんが、中国語に由来するのは確かのようです。
ウメは、その経過が複雑なので定説がないようです。
梅の呉音が、マイ、メ、とあるのは、マイが中国語で、メは日本語音だと思います。現代中国語がメイなので誤解されやすいのだと思います。
そもそも、日本語には、エ列音は無かったそうで、ア列音とイが母音融合してエ列音ができたのはほぼ定説(異説もある)だそうです。
梅の呉音のmaiは、日本語のように発音するとmeとなるようです。
また、当時は中国語のマ行を、日本語にすると前にウがついてしまったようです。
馬は、中国語のマにウが付いて、ウマが定説です。
梅は、中国語のマイがメに変化して、ウが付いて、ウメになったようです。