パッチーケークイーター(Patchy Cake Eater)が、2015年春夏コレクションを2014年10月14日(火)、東京・渋谷ヒカリエにて発表した。今シーズンのテーマは、「コンテンポラリー ウエスト」。「春や夏といった暖かいシーズンに、アメリカのウエストコーストで外に出かけようと思うと、同じ街でも場所によって違ったシーンを持っていると思うんです。ここではこういう格好で歩きたいなとか。例えば遊園地のあるサンタモニカのビーチでは、派手な柄のシャツを着て遊びに行ったり、ナイトシーンではバッチリ決め込んで行ったり。演出も、そういうシーンが見え隠れするように、音と光でもテーマを表現しようと思いました」。そう語ったデザイナー森野重紀。また、敢えて沢山のモデルを歩かせるのではなく、厳選されたルックを着た5人のモデルが4回にわけて登場し、それぞれのシーンで違った雰囲気をみせた。
オープニングでは、辺りが暗闇に包まれ、流れていた波の音が激しい鼓動のような機械音へと徐々に変化していく。そして、はじめに現れた縦1列に並んだ5体のルックをダウンライトで照らし、洋服をパレットのように見立てて光で遊んだ。プロジェクションマッピングのような演出も相俟って、エレクトリックな雰囲気が漂う。ルックは、ミニマルなジャケットや蛍光グリーンのコートなどで、洗練されたシティボーイを表現しつつも、足元はウェスタンブーツで外し意外性を垣間見せた。柄を前面に押し出したのは、3番目に登場した5人組。花、リーフ、波のウェーブ、ドットなどがパンツやつなぎ全体に描かれ、ウエストコーストを彷彿とさせるような佇まいで登場した。
こだわりは、素材にも見られる。4組目に登場した白いスーツには、肌触りがシルクに近いような「人平(じんぴら)レーヨン」という生地が用いられた。またストライプのパンツにも同様の生地を使用。さらに、コットンにフィルムを織り込みストライプのように見せたジャンプスーツなど、興味深い技術を採用した。ラストはデザイナーが自転車にのって現れ、遊び心ある演出とともにショーを締めくくった。
オープニングでは、辺りが暗闇に包まれ、流れていた波の音が激しい鼓動のような機械音へと徐々に変化していく。そして、はじめに現れた縦1列に並んだ5体のルックをダウンライトで照らし、洋服をパレットのように見立てて光で遊んだ。プロジェクションマッピングのような演出も相俟って、エレクトリックな雰囲気が漂う。ルックは、ミニマルなジャケットや蛍光グリーンのコートなどで、洗練されたシティボーイを表現しつつも、足元はウェスタンブーツで外し意外性を垣間見せた。柄を前面に押し出したのは、3番目に登場した5人組。花、リーフ、波のウェーブ、ドットなどがパンツやつなぎ全体に描かれ、ウエストコーストを彷彿とさせるような佇まいで登場した。
こだわりは、素材にも見られる。4組目に登場した白いスーツには、肌触りがシルクに近いような「人平(じんぴら)レーヨン」という生地が用いられた。またストライプのパンツにも同様の生地を使用。さらに、コットンにフィルムを織り込みストライプのように見せたジャンプスーツなど、興味深い技術を採用した。ラストはデザイナーが自転車にのって現れ、遊び心ある演出とともにショーを締めくくった。