さて、私もたまには大真面目な事を書きますね。
今日の夜に皆さんは知っておられるかも知れませんが、今から3年ちょっと前に射水市民病院で7人人工呼吸器を外されて亡くなったという事件が発覚しました。
その時からこの問題を考える学習会をドジ竹がみんなに呼び掛けてやって来ていました。昨年の暮にその医師が不起訴の決定になりました。
その理由が私も納得がいかなくてこのままではと思いました。せめて検察庁に抗議文を出したら良いと思いました。ドジ竹もそう思ってまた呼び掛けて今日の夜に学習会をして話し合いました。
不起訴の理由が呼吸器を外したからといっても死との因果関係がはっきりしない。外した医師に殺意はない。医療行為の一環だという事でした。
こんな理由で裁判にもならずに、医師がした事が社会に認められたら、これから先どんどんこのような事が起きて行く、高齢者や障害者が病気になっていわゆる終末期だという状態になった時に医師が医療行為の一環だと言って人工呼吸器を外しても罪に問われなくなるという事なのです。
この事件は本人は亡くなっているので真相がわからないし、家族も話さないので本当にどうだったのかはわかりません。ただ、後何日かの命だったとしたら、何故慌てて外す必要があったのか疑問です。家族の同意があったというのも、どれだけ説明がなされた上なのかも、医療的知識のあまりない者にとって医師の言う事が理解できたのかも疑問です。
この問題と同じように真剣に考えていかなければならないのが「脳死・臓器移植」だと思っています。何の問題にしても慌てずにゆっくり自分や家族がもしそういう状態になったらという気持ちで考えるのが大事だと今日の学習会で改めて思いました。