DOG is GOD

犬との共生!犬連れ人生/犬連れ日記。
ニセコの自然に囲まれての生活。

冬と春の鬩ぎ合い

2007年03月19日 10時14分03秒 | Weblog
 あと数日で春分の日だ。この春は季節が冬に逆戻りして、今日も北風が冷たい。それでも、犬と散歩していると「水仙」「こぶし」「沈丁花」と春の臭いも加わり確実に季節が移りつつあることが感じ取れる。
 桜はここ1週間の冷え込みで大きくふくらんだつぼみも一気に堅く成長の度合いが鈍ったようだ。それでも今週には開花するのは間違いない。日本人は「桜」民族らしい。多くの人が桜を愛でる習慣は江戸の中期ぐらいかららしい。昔から桜を愛でていたのは高貴な公家社会の人達だけであり、一般人が桜に浮かれ出したのは江戸時代だとある本にでていた。桜はそのころ里桜、山桜が主流で江戸時代に染井吉野の品種が作り出されて、全国に広まり現在では桜の8割が「染井吉野」になったとか。明治の頃、イギリス人が桜の品種改良を地域ぐるみでやっていたことに驚いたそうだ。日本人は文化を持っていると感心したそうだ。何せ、そのころの西洋人は日本人を東洋の1野蛮人と認識していた証拠である。日本人は情が細やかで親切心に富み、読み書き算盤も上手であり、信心深い国民と写ったに違いない。
 その日本人の良さが大戦後激減し、合理的生活が幅を利かせている。話し言葉も生活様式も日本的な物が廃れ、新しさをしつこく追い求める風潮が一段と強まっている。生活しずらいな。

 

最新の画像もっと見る