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原子炉非常用冷却装置としての発電タービンの活用

2013-04-08 09:07:11 | 脱原発依存
原子炉スクラム以降の全電源喪失時に於ける隔離時冷却系(RCIC)の冷却維持が困難となった場合に、現場手動操作により発電タ―ビンを原子炉に再接続の上、冷却系として活用する。
タービンは無負荷運転且つ、無調速(ガバナフリー)で使用する事とする。
現状のタ―ビン操作回路並びに主蒸気遮断回路を改良し現場手動回路(バルブ操作)を付加する事で無負荷運転を実現するのである。
発電タ―ビンには大容量の真空式腹水器が連動しており、原子炉の減温減圧には充分対処可能である事は明白であり、ベントによる放射性物質の大気拡散も抑制可能となり、一石二丁の効果が期待できるのである。
タ―ビンは無負荷で使用する為回転トルクは掛らず腹水器のみの負荷となるので、原子炉蒸気圧の低域までタービンの運用が期待できるのである。
その動特性はフィールド試験で検証する事が必用であり、全て製造メーカ主導での現地改造を要する事となる。
タ―ビンの運用サイクルは主蒸気限界圧で蒸気遮断の上原子炉を一時隔離状態に置き、崩壊熱による蒸気圧(炉圧)が規定値に達した時点に於いて主蒸気遮断弁を主導で開き減温減圧を開始すのである。
電源回復して冷却水が確保された時点で主蒸気遮断弁を閉じ、通常の原子炉隔離系(RCIC)での冷却を維持するのである。