3月11日の大地震、大津波、大火災発生から丸1週間。
余震の続く中、帰宅難民で会社に泊まり、不安を抱えて夜を過ごした。
幸い、会社に泊まる事が出来たため、おトイレや寒さの心配はありませんでした。
揺れる度に怯え、震えながらしがみついてくる同僚に
「大丈夫!大丈夫だから!!」
と励ましつつ、自分自身も鼓舞した。
同居人に安否確認の電話をし、無事を確認した。
ただ、愛猫が1匹家のどこかに逃げてしまい、行方不明だという。程なくして、発見したと連絡が入って安心した。
また、岩手県に御実家がある同僚がTVを見ながら
「…この…流されている家……友達の家です」
と震える指先で指したのを今でも、鮮明に覚えている。
翌日の3月12日。
休憩室でうたた寝していた私に、同僚が
「JRが動くらしいから帰るけど、どうする?」
と起こしてくれた。
私の通常乗る電車はまだ運行の見通しがたっていなかったため、一緒に行けるところで行き、同居人に迎えに来てもらうことにした。
電車は運転予定時間になってもなかなか動かず、途中駅で度々停まり…通常1時間もかからないはずが5時間近く掛かった。
幸いなことに、決断が早かったため、座ってこれたのが