今年最後のエンジェルス・トランペットの花です。短歌仲間だった加賀美さんからの贈り物、
毎年、白に近い薄紅色の花がたくさん咲きます。
彼女はとても美しい人でした。それに、とてもお茶目で、会うといつも思いっきりハグして
「嬉しいなぁ」と、ピョンピョン飛び跳ねて歓迎してくれました。
そばで、師の前 登志夫氏が「加賀美さんはよっぽど好きなんだなぁ」と、笑っていましたっけ
わたしの大好きだった二人、遠くに旅立たれてもう何年になるでしょうか・・・・・・・・・
秋、エンゼルス・トランペットが咲くたびに、凄い歌人 前 登志夫氏と楽しい仲間を
思いだしています。遠いとおい蜃気楼のように・・・・・
前先生、天国でも背筋がぞくっとするような短歌を詠まれているのでしょうね。
かなしみは 明るさゆゑに きたりけり 一本の樹の 翳らひにけり
暗道の われの歩みに まつはれる 蛍ありわれは いかなる河か
[ 子午線の繭 ]より