とある温泉旅館で・・・もう30年ぐらい前の話です。
その旅館の3階の角部屋には天井近くに小さな三角形の窓がありました。
Aさんはその部屋にはいったときからその窓が気になってしょうがなかったと言っていました。
わたしはその窓の存在すら気が付いていませんでしたが・・・その部屋に向かうまでの渡り廊下に半透明の人がいるのには気が付いていました。
部屋にはいるとAさんは床の間の前に荷物を置いて、その荷物の横にBさんとCさんも荷物を置きました。
わたしは窓に近い障子の前に荷物を置いて・・・なんでそこに荷物置いたのかということについてはあまり意味はなかったと思いますが・・・
4人で風呂に行ってもどってきたら夕食の案内があって、大広間へ・・・アルコールもはいってがやがやと部屋へもどってわたしがバッグからカメラを取り出そうしていたところ、Aさんがわたしのほうを見て固まっていました・・・
そして「窓のところ」というので窓のほうを見ても別段なにも見えません。真っ暗で・・・窓からの照明で枯れ枝が見えるだけ・・・
「上」というので上を見てもなにもいない・・・Cさんが窓に近づいて窓を開けようとしたら
Aさんが「やめろー」と・・・すごい剣幕・・・
とりあえず怖くなってAさんのいる床の間のほうへ4人で集まってAさんの指さす上のほう三角の窓をみると・・・そこには異常に大きな眼が・・・見降ろしてました・・・
もう大騒ぎで廊下に出てフロントへ行って・・・・旅館の方に言ったら
あっさりと部屋かえてくれました・・・げーーーーーーーーーーーー