へたれなーす、時々修行日和

――心にうつりゆくよしなしごとを、気ままに綴ります。

ちょっぴり、怖い話。

2016-10-17 | 日々是好日
の職場に、所謂“見える”と言うオバハンナースがいる。
時々、違うものを見ようとする目つきをすることがあるのを、
は知っている。

具体的にどんな目つきかはうまく言えない。
睨むような鋭い目ではない。
一見、ただ見ているだけの様子ではある。
でも、そんな時は目が合ってなくてもわかる。

はその度に、“を見ることなんかできんよ!”
というわけのわかんない自信を心に留め、
の視線を振り払うようにしてきた。


そのはやがて諦めたのか、最近はそのようなことをしてこなくなった。
そんなある日、に、一度だけこんなことを言った。
は不思議な方ね、見えないわ”
はやっぱり、を見ようとしてたんだなと思った。
は、わかんないフリをして、
“ミチャイヤっ”と、とびきりの笑顔で言っておいた。

は、他の同僚のことは結構“見ている”らしく、
よくある“あなたの家にある仏壇の~”とか、
“玄関の~”的なことを言って、
は“助けている”らしい。
それが功徳だとも言っていた。

でものことだけは、どうしても見えなくて不思議に思っていると、
同僚を通して聞いた。

そら見えないよ。
だってには、がっつりガードしてくれてる守護霊がいるから。

自分を見守り導いてくれる存在を無視して、
見られることを簡単に許してはいけないと、は思う。

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