Mystic#なブログ

MysticSLの後継言語、Mystic#について話します

Mystic# 紹介 その1

2010-06-06 17:02:09 | Mystic#
MysticSLの後継言語、その名も Mystic#

名前から察する通り、.NET Frameworkで動作するアプリを開発できる言語です。

今回は、完全なオブジェクト指向となりました。

そのため、MysticSLとは互換性がほとんどありません。

MysticSLの命令を再現する互換モジュール等は用意するつもりでいますが、
オブジェクト指向となったことで概念から異なる部分もあり、
MysticSLを使ってくださっていた方にはちょっと申し訳ないな…という気持ちがありますが
実用性とのトレードオフとなっています。


Mystic#は .NET Framework 2.0 をターゲットとする純粋なMSILにコンパイルされます。

よって、WinFormsのすべてのGUI部品が使用可能であることはもちろんのこと、
サードパーティ製の.NET向けクラスライブラリを使用したり、
Mystic#でクラスライブラリDLLを作ることもできます。
(もちろんそのDLLはVB.NETやC#など、他の言語で使用可能)

独自のインタプリタを設けているわけではないので、
MysticSLと比較して数倍の実行速度、少なくともVB.NETやC#と同等の速度になります。

またEXEのサイズも、ランタイムを埋め込んでいたMysticSLが600KB超えであったのに対し、
Mystic#の単純なコンソールアプリケーションであれば10KB以下となります。


その他、.NET Framework 2.0 の主な機能を使用することができます。

以下はその一例です。

・クラス、インタフェース、継承、メソッドのオーバーロード
・ジェネリッククラス、ジェネリックメソッドの使用と作成
・デリゲート、イベントの定義
・例外処理