5月12日 日曜日 のち(強風)
これ前に書いたかな?
母国語の基礎はだいたい中学生までに固まるという。
つまりそれまでが勝負なわけだ。
どういう環境で育ったかでその人の人となりがほぼ決まってしまう。
心理学の実験で赤ちゃんと母親をいくつかのパターンで触れ合わせ反応を見るものがある。
記憶が曖昧だが、モニター越しにライブでコミュニケーションをとり続けた場合、その子はまっとうに育つ。
一方、モニターの向こうの母親が静止画像の場合、最初赤ちゃんは母親に反応してもらおうとアレコレやってみるが、当然反応はないわけで…それを続けた結果、赤ちゃんは死んでしまった(!)という、今では考えられないような実験結果がある。
狼に育てられた子の話を聞いたこともあるだろう。
姉妹のうち、姉のほうはついぞ人間になれず(戻れず)死んでしまったが、妹のほうは人間社会に復帰できたのではなかったか。
そこまで極端ではないが、職場の若い子の教育に頭を痛めている。
30代の半ばまで家事手伝いをしてきて社会人としての経験が無く、それ故にビジネスマナーを知らない。
敬語の遣い方が壊滅的で、社長や上司、お客さんを問わず皆にタメ口(!)
無敵だな〜なんて、笑えない。
向上心が皆無で、自分の育ってきた環境が世界の全てのようだ。
この子の前に居た○山という子も似たような感じで、ネグレクト(育児放棄)されて育った子だった。
要領は良く、仕事はすぐに覚えたが(これが彼なりの処世術だったのだろう)、一般常識を持ち合わせておらず、遅刻や寝坊は当たり前、仕事中でも平気で大口を開けて爆睡するような子だった。
もう降参。
今いる若い子の教育は後任者に任せよう。
多少ひねくれているとはいえ、僕やサブリーダー氏は真っ当な、良い環境で育つことができたんだなぁ…と感謝している。