ACC健康だより第103号(2019年6月28日発行)
高さの合わない枕、柔らかいマットレス、起毛のパジャマやシーツが睡眠を妨害。
●高さの合わない枕が、めまいの原因になっていた疑いがある症例を2例ご紹介しました。
2例とも枕の高さが合っていなかったために第1頚椎がずれて椎骨動脈(首の動脈)を圧迫して
脳幹の血液不足を招いていた疑いがあります。
枕の高さを最適に合わせる重要性を再認識しました。
●第2記事では、柔らかすぎるマットレスや起毛生地のパジャマとシーツが寝返りの妨げとなって、
脳(視床下部と松果体)の神経活動値を悪化させた症例を2例ご紹介しました。
寝返りの役割のひとつとして、睡眠段階を切り替えるスイッチの働きがあると考えられていますが、
そのスイッチが正常に作用しなくなったために脳の活動にも異常が発生したものと推測しています。
●第3記事では「原因不明で、鎮痛剤も神経ブロック注射も効かなかった」という下肢痛が、
ABA(当院オリジナルの脳調整法)で解消した最近の例をご紹介しました。
脳の誤作動による痛みが存在する新しい裏付けとなりました。
原因不明の痛みで苦しんでいる方々に何らかの参考になれば幸いです。