LOVE TO BOLAN !

SOLID COMPANYが運営するT.REXファンクラブの別館。様々なT.REXトリビュートの形をご紹介していきます。

◆NO WONDER / マルコシアス・バンプ

2005-03-15 | DISC
 元々はマルコシアス・バンプが1992年に発表したアルバム『ミラバル』に収録されていた曲で、1994年にベスト・アルバム『BEST&RARE』に収められた時、“T.REXの「地下世界のダンディ」へのアンサー・ソング的な曲で、マークに生き返ってほしい、という思いを込めて作った”という秋間経夫の解説が付いた。マルコシアス・バンプはルックスから来るイメージで“T.REXみたいな……”と一般的には思われがちだったけど、ものすごくオリジナリティの高いバンドだったので、楽曲自体にT.REXっぽさを感じるものは、実は少ない。その中でこの曲からは、しっかりとマーク・ボランへの想いが伝わってくる。当時はライブでこの曲をやる時、「ザ・スライダー」のフレーズを挟んだりしていたこともあった。冬の帝国、銀の星砂、純度の高い宝石……。歌詞の中に使われる言葉は直接T.REXからの引用ではないのに、なんとボラン的なことか。

★『BEST&RARE』ビクターエンタテインメント VICL547

◆炎のロックマシーン/すかんち

2005-03-15 | DISC
 ローリー寺西(現ROLLY)率いるバンド・すかんちの、1990年のデビュー・アルバム『恋のウルトラ大作戦』に収められたこの曲は、思春期にロックと出会ったドキドキ・ワクワク感に満ちている。“素敵なボランに夢中 恋することと同じくらい”という歌詞に賛同。I FEEL ROCK !

★『恋のウルトラ大作戦』CBS/SONY RECORDS CSCL1472

◆ママの自慢のロックンロールスター/すかんち

2005-03-15 | DISC
 1993年のすかんちのアルバム『オペラ』収録の曲。ママが息子に語る“お前のパパ”は、ラメのスーツとシルクハットのロックンロールスターで、スパンコールとレスポールがギターキッズのあこがれだったのに、ユニオンジャックの棺桶で天国へ逝ってしまった、とある。当時の雑誌で、ローリー寺西氏はこの“パパ”のキャラクターを、マーク・ボラン+ジミー・ペイジだと語っていた。曲中の“僕”は「ギターを抱えた僕はジープスター Oh Yeah ! 」とキメてみせるが、実はギターが全然弾けないというオチで、このお話は70年代にロックスターの追っかけをしていたママの幻想だったのかも、……という異色のナンバー。

★『オペラ』SONY RECORDS SRCL2561

◆電波ブギー/筋肉少女帯

2005-03-15 | DISC
 「マーク・ボランの ゆーことにゃ!」で始まる筋肉少女帯のブギー・ナンバー。“昔はサイケなロッカーで、ロンドンあたりで鳴らしていた”人物がピエロになって、アリゾナ砂漠のタワーから世界へ電波を送っている……という歌。アルバム『サーカス団パノラマ島へ帰る』に収録。「エレクトリック・ブギー 電波のブーギー」の繰り返しが、綺麗で悪い夢に入り込む呪文のようだ。10年以上前、大槻ケンヂがマーク・ボラン追悼グラムロック・イースターに出演した時、この曲をやって「T.REXを歌う日なのに自分の曲ですみません!」って謝っていたのを思い出す。

★『サーカス団パノラマ島へ帰る』(1990年) VAP INC. VPCC-80362

◆グリッター・サテライター/ヤング・パリジャン

2005-03-15 | DISC
 注目のグラムロック・バンド、ヤング・パリジャンの2曲入りCD-R。ジャケットはグラムロック風には見えないけれど、画面で灰色に見える部分は銀ラメの手塗りでいい味わいだし、何より曲を聴いたら一度で納得。キラキラのグリッター感覚溢れるサウンドはきっとT.REXファンのツボにはまるはず。懐かしくて新しい。誰かに似てるけど、誰にも似てない。(グラム+パンク)×ロックンロール=ヤング・パリジャン。Got It All !
 
★現在入手できるヤング・パリジャンの音源は、このCD-Rと『8BEAT DUDES』(Grooovei Drunker Records/KOCA-17)というオムニバスアルバム収録の2曲。詳しくはバンドのサイトへ。
YOUNG PARISIAN--Violent Goldminehttp://www3.to/youngparisian/
MORE ! YOUNG PARISIANhttp://black.ap.teacup.com/tsuneglamsam/

◆The Legend Lives / Marc Bolan

2005-03-15 | DISC
 こういうタイトルの、今まで見たことのないCDがロンドンのHMVで“T.REX”のコーナーに置いてあったら、買っちゃいませんか? 収録曲は「Children Of The Revolution」や「Telegram Sam」「20th Century Boy」などの名曲揃い。一体いつどこのライブ音源か……と、聴いてビックリ。これはT.REX好きの誰か(小さくWillie Loganってクレジットがあった)が弾いている、T.REXのギター・インストゥルメンタル集なのだった! きっと好きだからプライベート盤を作っちゃったんだろうな。作った本人にとっては、LegendなLiveだったんだろうなぁ……。最初は「だまされた!」と思ったけれど、よく考えるとこれもリスペクトの一つの形かも。珍盤といえば珍盤? 演奏はちゃんとしているし、素敵なカラオケとしては十分通用するかも。とはいえ、このジャケットは、まずいんじゃないの。絶対、勘違いするって。こういうタイトルの、今まで見たことのないCDが……(以下、最初に戻ってぼやき続ける。だって、10ポンドくらいしたんだから!)

★HALLMARK 305482 (1996年制作)

◆T.REXトリビュート・バンド、T.REXTASY。

2005-03-14 | ARTIST
 T.REXトリビュート・バンドといえば、英国のT.REXTASY。マーク・ボランの遺族やT.REX関係者に支持されて、すでに10年以上の活動歴を誇る。各種トリビュート・バンドがひしめく英国でも屈指の存在で、BBC主催のトリビュート・バンド・コンテストで英国一に認定されているほど。
 SOLID COMPANYでは、T.REXTASYのファンクラブも運営しているので、近々専用のサイトを開設する予定です。T.REXTASY情報はそちらにまとめていくつもりですので、今しばらくお待ちください。彼らのイギリスのオフィシャル・サイトはこちら。http://www.trextasy.com/

◆グラム好きなら、FUNTIME。

2005-03-14 | SHOP
 東京はお茶の水にある中古レコード&CD屋さん。'70年代ロック中心、特にグラムロック関係が充実したお店で、T.REXのレア物に出会うことも多い。自分の好みを伝えておくと、目利きの店長さんがどこからともなくツボにはまる品を出してくれる。しかも良心価格。通販もあり。ホームページはこちら。http://diary.jp.aol.com/suznnb45nvv/

◆MARC BOLAN -TALES FROM THE BOOK OF TIME

2005-03-12 | DISC
 T.REXのトリビュートとしては異色の『BELTANE』は日本ではすぐ見かけなくなったが、2003年に『MARC BOLAN -TALES FROM THE BOOK OF TIME』という2枚組にヴァージョン・アップして再び登場した。CDは前回の内容に「Doves」「The King Of The Rumbing Spires」「Diamond Meadows」の3曲が新たに加えられ、さらにもう1枚、CD-ROM書籍が付いている。中にはそれぞれ80ページ以上ある私家版の「本」が2つ、4種類のファイル(Word, Word Perfect, Power Point, PDF)にしてあり、ウィンドウズでもマッキントッシュでも見られるようになっている。ひとつは“THE BOPPING ELF”という「おとぎ話」。人間の世界に憧れる妖精国の王子が30年だけという期限付きで人間になることを許され、マーク・フェルドとしてこの世に現れた……という仮定で、妖精王子の30年を語ったユニークなバイオグラフィー。随所に“妖精的エピソード”やマーク自身の書いた散文などが引用され、ファンタジックな読み物になっている。もうひとつは“マーク・ボランによる福音書”と題されたもので、マークの詩や楽曲からいくつかをピックアップして、ファンタジー的な解説を試みたものだ。バロック風解釈のCDをかけながらCD-ROMでこの“マーク・ボラン妖精物語”を読むことは、21世紀の電脳ファンタジーといえるのかもしれない。

◆BELTANE-A MUSICAL FANTASY

2005-03-12 | DISC
 1997年にカナダで制作されたトリビュート・アルバム。ティラノサウルス・レックスからT.REXへの移行期の楽曲を、バロック風にアレンジした美しいアルバム。ヴォーカルはCatherine Lambertというケベック出身の女性歌手。透明なソプラノ・ヴォイスと、チェロ、アコースティック・ギター、リコーダー、ハープシコードという四重奏スタイルの楽団が、ボラン作品を古典的アプローチで優雅に奏でている。その美しさは、トニー・ヴィスコンティも絶賛したらしい。アルバムを企画したMichel Raverdiereという人はティラノサウルス・レックス時代からのマーク・ボランのファン。1972年にマークがモントリオールにプロモーションに来たときには、ラジオ局で会って話したことがあるそうだ。
【収録曲】THE CHILDREN OF RARN - OVERTURE / PAVILIONS OF SUN / THE SEA BEASTS / DRAGON'S EAR / A DAY LAYE / RARN ! RARN ! / ORGAN BLUES / GREAT HORSE / WIND CHEETAH /BELTANE / STONES FOR AVALON / THE CHILDREN OF RARN - FINALE

◆ユニヴァーサル・ラヴ ~T・レックス・トリビュート・アルバム~

2005-03-12 | DISC
 マーク・ボラン没後25周年特別企画として、2002年に日本でリリースされたトリビュート・アルバム。マーク・ボランをこよなく愛する日英独仏4カ国のアーティストが、4曲づつマークの曲をカヴァーしている。それぞれの個性とマークへの想いが美しく交錯して響き合った、珠玉のトリビュート集。「.地下世界のダンディー」の中に「チルドレン・オブ・ラーン」を融合させたアキマ&ネオスの完成度の高さに目を見張り、ワイルド・サイドを“俺流”に突っ走るニッキー・サドゥン(元スウェルマップス、ジャコバイツ)の愛情表現に微笑し、T・レクスタシーのヴァーチャルT.REXっぷりに感動、ジョアン・アシャートンの魂に沁みわたる深い歌声にひたる……、という充足度の高い1枚。さらに付録として、若き日のマークと親交のあった写真家、ピーター・サンダースによる未公開写真のミニ・フォトブック付き。
〈収録曲〉
1.地下世界のダンディー/アキマ&ネオス
2.チルドレン・オブ・ザ・リヴォリューション/T・レクスタシー
3.サンフランシスコ・ポエット/ニッキー・サドゥン
4.ニジンスキー・ハインド/ジョアン・アシャートン
5.ゲット・イット・オン/T・レクスタシー
6.コズミック・ダンサー(ライヴ)/ジョアン・アシャートン
7.メッシング・ウィズ・ザ・ミスティック/アキマ&ネオス
8.ジュエル/ニッキー・サドゥン
9.ワン・インチ・ロック/ニッキー・サドゥン
10.ジープスター(ライヴ)/T・レクスタシー
11.ベイビー・プリーズ、ベイビー・スクイーズ/アキマ&ネオス
12.インカの恋/ジョアン・アシャートン
13.サンアイ/ジョアン・アシャートン
14.ビューイック・マッケイン(ライヴ)/ニッキー・サドゥン
15.20センチュリー・ベイビー/T・レクスタシー
16.シング・ミー・ア・ソング/アキマ&ネオス
★T・レックス秘蔵の24ページ写真集ブックレット付き
★エッグトス・レーベル ETCY-1001 定価2520円
【入手方法】
 amazon、HMV、タワーレコード、新星堂などのオンライン・ショップで取り扱い中。

◆Boogie With The Wizard

2005-03-12 | DISC
 1997年、マーク・ボラン没後20年に日本で作られた豪華かつ入魂の1枚。世界で初めてマーク・ボランの遺族会が承認したT.REXトリビュート・アルバムでもある。14組の参加アーティストの顔ぶれはベテランから若手まで、アコースティック・デュオからテクノ、ノイズ系までの錚々たるメンバー。このアルバムの企画が動き出した当初はX-JAPANのhideさんの参加も内定していたのだが、X-JAPANの解散が急に決まってスケジュールが合わなくなり参加できなくなった、と当時の制作担当の方から聞いたことがある。そして翌年の5月に亡くなってしまうのだった。T.REXが好きだったhideさんならどの曲を選んだだろうか……と、追悼の想いが二つ重なるアルバムになってしまった。現在は廃盤。
【参加アーティスト】アキマ&ネオス、ザ・イエローモンキー、ザ・ウィラード、頭脳警察、高木完、ちわきまゆみ、ピールアウト、デミ・セミ・クェーバー、野宮真貴、サエキけんぞう、広石武彦、暴力温泉芸者、本田恭章、マルコシアスバンプ、山本精一、ROLLY

★テイチク TECW-30613 定価3000円

◆x-rex

2005-03-12 | DISC
 1995年にインディーズ・レーベルから出たT.REXカヴァー集。「新世代10アーチストによる今は亡きマーク・ボランへのトリビュートアルバム」と帯にあるだけで、参加バンドのプロフィールやアルバムの企画意図のわかるものは付いていない。先入観なしで楽曲に向き合ってほしいということだったのかも。(申し訳ないけど知ってるアーティストは中西俊夫さんとグラニー・テイク・ザ・トリップだけだった。)10年前の“新世代”の演奏は、全体的にポップでおしゃれな印象。そんな中で、やはり耳をグイッと引っ張られる感じなのが、グラニー・テイク・ザ・トリップの「トラック・オン」。途中から「スクィント・アイ・マングル」のフレーズが入ってくる、かなりマニア度の高いアレンジだ。「スクィント~」はマーク・ボランの曲だけれど、1973年にT.REXの女性コーラス3人(含むグロリア・ジョーンズ)が“ビッグ・キャロット”名義で出したシングルのB面インスト曲。これが「トラック・オン」とテイストが似ていて、妙にマッチしている。ちなみにグラニー・テイク・ザ・トリップのベーシストは、かつて渋谷のグラム番長と呼ばれ、現ZIGGYのベーシストとなった津谷正人氏であった。また、アルバム・ジャケットのモデルは、その後女優になった市川実和子。
【参加アーティスト】THE HAPPIES, JURASSICS, TOSHIO NAKANISI & NATURAL CALAMITY, KOJI HASUO, NO FOLK BROADS, BUBBLE BUS, RECK, CRESCENT MOON, GLANEY TAKE・the・TRIPP, GREEDY GREEN

★ファイル・レコード 24FR030D(TGCS-207) 定価2400円

◆THE MARC BOLAN FESTIVAL

2005-03-12 | DISC
 ドイツのマーク・ボラン&T.REXファンクラブが、1992年5月23日に開催したイベント「THE MARC BOLAN FESTIVAL」のトリビュート・ライブ・アルバム。全部で5組のアーティストが参加している。一番注目されるのは、元ジョンズ・チルドレンのアンディ・エリソンとクリス・タウンソンが、モリッシーのギタリストとベーシストであるボズ・ブーラー&ジョン・ブリッジウッドと組んだユニット。彼らは「ミッド・サマーナイツ・シーン」1曲だけの参加だけれど、かなりカッコイイ。他にもボズ・ブーラーとニッキー・サドゥンとのユニットもあり、そちらでは6曲。“俺流”を貫くニッキー節が炸裂。あと気になるのは当時14才のギター少年、ローレンス・スティール。「エレメンタル・チャイルド」をインストでやっていて、とってもうまい。イギリス以外でのマーク・ボランのトリビュート・イベント、という点でも貴重な記録。
【参加アーティスト】NIKKI SUDDEN & BOZ BOOLER, ANDY ELLISON+CHRIS TOWNSON+BOZ BOOLER+JOHN BRIDGEWOOD, KUHN & THE GANG, THE CHEAPERS, LAURENCE STEELE

★Zinc Alloy Records ZARCD9003