英国の生活 ~ヨーク~

北部イングランドの町、ヨークから。

春を告げる花々とスカーフ

2007-01-30 | 季節、気候


明後日から2月。
一歩一歩、確実に春へと近づいています。
その証拠に可憐なスノードロップとクロッカスが咲き
少しずつ彩りが戻り始めている英国です。

今日は、青空と冷えた空気が気持ちの良い朝でした。
すべての窓を開け放ち、新鮮な外気を部屋に流して浄化、一新。
お陰で目が覚めました。

こんな日こそ、お散歩日和。
あのお店でランチのサンドウィッチを買うことを理由に
往復1時間の散歩に出ました。

午前中の空気は澄み渡り、清々しい。
さらに、この冷えた穏やかな風。
季節を感じられることを幸せに思いながら歩いていたら
イラン人のラディアに久しぶりに会い、立ち話を少々。
彼女の髪を被っているスカーフは、白地にグリーンの模様入り。
いつもやさしい彼女の雰囲気と、近づいている春にぴったりのスカーフでした。

愛着

2007-01-28 | その他


「英国で何年も暮らすわけではない」と勝手な言い訳をつくって
渡英後すぐに揃えた必要最低限の食器セット。
帰国時に持ち帰ることを考えず、帰るときには
どなたかに譲るかチャリティーショップへ持っていくか…
僅かなこだわりをもって選んだものの、いつもとは違い即決して購入。
“使い勝手”はいいものの、いつまでたっても愛着が湧かない。
物に(食器に)気持ちが入らない、のです。

そのためか、
何枚も割れてしまいました。
手が滑りそうもないところで滑って落としてしまったり、
気づいたら欠けていたり…。あららららぁ…。
_____

「-----当たり前のようだけど、手に持ったときの感触とか、
 口に当てた感じとかが、とっても大事なのよ。それは、
 ほんと男女の仲みたい。撫でたり、さすったり、まるで恋人を
 愛するように五感で付き合って楽しむんです。」

               (『白洲正子“ほんもの”の生活』から)

上記は骨董の器について白洲正子さんが語っていたことです。

骨董でなくとも、毎日使うものだからこそ気に入ったものを
大切に丁寧に、愛着をもって使いたいものです。
“使い勝手”がいいだけでは味気ないですものね…。

一年の流れ

2007-01-27 | Aura-Soma


今月初めには、一年の流れを意識するために
オーラソーマタロットを12枚(12ヶ月分)引きました。

引いたカードとそれに対応しているボトルの色を眺めていると
各月のテーマが浮かんできたり、「やりたいこと」を思い出したり
「この時期に これをすると良さそう」等々、様々なアイディアや
ヴィジョンが浮かび楽しい作業です!

来週からは2月が始まります。
きっと、また少し違う流れがやってくるのでしょうね。

夢解釈

2007-01-26 | その他


最近、いつにも増して寝ている時に夢を見ます。
そして、夢から覚めても
色、光景等々をハッキリと覚えていることが多いのです。
今日の夢は-
どこかの国へ旅行をし、泊まっていたホテルから外を眺めていたら…
建物が動いた!
よく見ると、建物の下には線路のようなレールが敷かれており
電車のようにその上を移動していていました。

しばらくすると、自分が宿泊しているホテルも動き始め…
観光バスのように街を周遊。

う~ん、夢は不可能だと思っていることが可能になり、
信じられないようなことが起こってしまうのですね。

発明家は、夢で見たことや
ふと浮かんだヴィジョンを頼りに実験しているのかもしれません。
それが不可能を可能にする大発見に繋がることもあったりして。

“不可能”という制限は
やっぱり自分で作り上げているのでしょうか。
実験=行動、ということかも…。

↑自己満足な夢解釈。

ようやく雪が降りました

2007-01-23 | 季節、気候


「今週は(ようやく)冬らしい寒さになるから植物のケアも忘れずに!」
 と天気予報。
 植物は自ら移動することはできませんからね…。

「鉢植えは部屋の中に入れたり、小さな温室(写真)のようなものを被せたり」
 
 当てにならない天気予報と
 当てにできない空模様。

 ですが、今回は予報通りに雪が降りましたよ。
 今朝は、うっすらと積もった雪景色と朝焼けを見ることができました。

 この冬、ヨークの初雪。
 もっとウキウキするだろう、と予想していたのですが
 はぁぁ、やっと、ようやく降ってくれたわぁ、
 と安心してしまいました。
  
 しばらく窓の外を眺め、深呼吸して…。

空模様

2007-01-21 | 季節、気候


「これは台風なのでは」と思うような暴風が吹き荒れ、時には雨も伴い…
今は外には出られないな、と思う“時間帯”が最近は毎日のようにあります。
しかし、
しばらく待って気づけば風も止み、雨も止み、晴天の穏やかな午後を
迎えている、なんていうこともあったり。

昨日も午後のひと時は、小春日和のような気候でした。
でも、夕方になると一時一変。
コンサヴァトリーの屋根には、砂利が降っているかのような強い音の雨。
あぁ、やっぱり…庭の地面を見たら、氷の粒が沢山転がっていました。
雨のように降っていたのは、身体に当たると痛い小さな氷、雹。

こんなに変化に富んだ天候相手では、せっかく出てきた新芽たちが…
逆に鍛えられて逞しく育っていくのでしょうか。

あまり当てにならないですが、明日からは、
Proper Winter と天気予報。
雪と共に冬らしい気候がやってくるのかしら。

時が経てば…

2007-01-17 | その他


ウース川は再び洪水。
川沿いの家やパブは、床下浸水。
しかし、焦っている様子は今回もなく、
時が過ぎるのを待つのみ。

どんなことでも、焦って良いことはありません。
発熱しても、寝て待つ。
そう、私は一昨日、突如発熱していました。
高熱が出る時は、突然のことです。
でも、お白湯を沢山飲んで、少量のお粥を食べて
静かにしていたら2日で熱は下がりました。
お陰で身体が浄化されたような気がします。
新年は3週間目。
気分も身体も一新されたような心地です。

庭の土とミミズ

2007-01-11 | その他


昨年末、庭に植えたムスカリとヒヤシンスの芽が顔を出しました。
暖冬のお陰で、今年はいつのまにか春になってしまうような気がします。

球根を植えている際、家の庭には、ミミズが沢山いることを知りました。
ミミズがいるということは…ガーデニングに向いている土なのかも、
と嬉しくなりましたが、今は素手では触れない。でも、慣れたら大丈夫かしら、
とミミズを眺めながら考えてしまいました。

子どもの頃は、近所の溝や田圃で
オタマジャクシやザリガニを捕ってきたなァ
と遙か彼方の記憶が蘇ってきたり…。

土に触れていると、潜在意識が刺激される心地がしました。

私は待っています

2007-01-09 | 季節、気候


アマゾンに注文した本が届くのを昨年11月ごろ(もっと前?)から
ずっと待っているのですが、最近では、注文したことすら
時々忘れてしまうほどになってしまいました。

今、本当に待っているのは、雪。
毎朝、起きてすぐに部屋のカーテンを開けて
「あ…今日も……葉を落とした桜の木も、前方にある家もクッキリと見える…」
と少々落胆した気持ちになっています。

この冬は、雪はおろか、濃霧もほとんどナシ。
昨年末、ロンドンの濃霧で苦い思いはしましたが…。

濃霧の朝は、
「ここは、本当は天国かも…」
と本気で錯覚できてしまうほどに美しい光景に包まれるのです。
そこに鳥の歌声が聴こえてきたら、もうこれ以上の感動はないくらい
朝から心が満たされます。

白い雪に包まれた朝も美しく、
その真っ白い光景を眺めていると身体が浄化されるような心地に。

ヨークは北部。
もっと寒いはずなのに…。
先日乗ったタクシーの運転手さん(70歳代、ヨーク出身)の方は

「ぼくが子どもの頃は、
 (雪が積もっていたため)玄関のドアは開けられなかったし、
 ベッドルームの窓は、凍りついていたよ。」

そして、

 「内側の窓が凍っているってことは、冷凍庫の中で寝ていたということになる」

と笑いながら話してくれました。

そこまで寒いと大変そうですね。


写真は、2005年12月末雪景色のケンブリッジ。

Castle Howard

2007-01-07 | ヨーク、ヨークシャー


昨日観た映画の影響もあって今日はちょっと郊外へ。
午前中にキャッスルハワード(Castle Howard)へ行ってきました。
家から車で約30分。
ここは、今もハワード家の家族が使っている邸宅。
誰でも邸宅内を見学できますが、2月までは休館です。

もちろん、今日も休館ですが、同じ敷地内にある
ファームショップ、ガーデニングショップ、カフェ等は営業中。

カフェで一息ついた後は、キャッスルハワードを取り巻く自然の中へ。
愛犬と一緒に歩いている方もちらほらと見られました。