【24種類のジャムと6種類のジャム、どちらが売れる?】
こんな面白い実験があります。
ジャムの試食会を開いて、
テーブルに24種類のジャムを載せて試食してもらった時と、
6種類に絞って試食してもらった時。
この2つの場合、どちらが試食したあとに買ってもらえるか、の実験です。
どっちがより売れると思いますか?
「テーブルに24種類も載っているなんて壮観だから売れそうだ!」
「たくさん選べるものがあったほうがたくさん買うんじゃないの?」
と思う方が多いのではないでしょうか?
では実際はどうだったかというと、6種類のほうがたくさん売れました!
しかも少しの差ではなく、なんと、
6種類のほうが20%の人が買ってくれたのに対し、
24種類のほうは2%しか買ってもらえなかったそうです。
その差10倍!
ここまで明らかな差が出るものなんですね。
この原因は何かというと、人間の本能。
「人は、たくさんの選択肢を見せられると選ぶことにストレスを感じる」
というものです。
自分がその試食会に出てると想像してみると、納得できます。
「こんなにたくさんの中からいいものを探すのか、面倒だな。」
とか、
「少しづつ試せるといっても、全部試すのは嫌だなぁ。」
という気持ちがきっと起こってくるでしょう。
結局買わなかった人の気持ちも分かります。
それに比べて、6種類だったら全部食べて決めるのも簡単そうですよね。
お店側としては、
たくさんの選択肢を用意するのはお客のためになる、
と考えてしまいそうですが、実は逆。
お客の立場からしても、選ぶのが簡単なほうが嬉しいのですね。
何かを勧めるときは、相手に合わせて1つに絞るか、
比較できるように3種類くらいにしたほうが結果が良くなるようです。
商売でよくやってしまう間違いなので、
気を付けていきたいですね!