〈老父母〉トシオ と スエ

老父母の画像〈家族の記録〉

トシオのコイバナ 7話

2016-08-31 09:55:47 | 日記
さて、ヨッちゃんとの結婚の御挨拶に行ったであろう父 源次郎。
その源次郎の帰りを自宅で待ち構えるトシオ。
万事うまくいっていれば良かったのですが、帰宅後の2人は話しをしても何だか辻褄合わない。
どこかおかしい。
よくよく聞いてみると、源次郎、目的の家では無く近所の違う家へと訪問していたようでした。
全く違う家へ突然訪問し、「貴家の娘さんを嫁に頂きたい」と言ってしまったのです。
相手側もびっくりしたでしょうが、又々その家には同じような年頃の娘さんが居たらしく、更に話はややこしくなっていったのでした。

コイバナ 第6話

2016-08-10 21:01:28 | 日記


良く思わない人が居るとは知らず、2人はもう恋人同士そのものでした。
そして月日は流れ、 2人はそろそろ結婚を、という事になったようです
昭和30年代。時代背景的なものはよくわかりませんが、
トシオの父(正確には継父 源次郎)が先方へ正式に挨拶へ行く日が訪れました。
源次郎さんは生真面目な人です。当時の事、羽織袴かもしれません。挨拶代わりの品も持っていたでしょう。身なりキッチリと家を出て、ヨっちゃんのお屋敷へ行く筈? でした。 続く。




........




コイバナ 5話

2016-08-06 23:18:26 | 日記
そのうち徐々に2人で会う機会が増えていきました。
そうなればもうデートですね。
夏の日、近くの川へ行きました。
彼女が名前入りハンカチを落としてしまったようで、
翌日必死で探し回った事がある、
と思い出を笑顔で話す父でした。

2人の仲が良くなっている事は少しずつみんなに知れ渡っていったと思います。

するとそれを面白く思わない人も現れてきます。
隣町エイジさんとの縁談を勧めたヘイさんという人物でした。

to be continued




コイバナ 4話

2016-08-04 00:12:54 | 日記
同じ村の同年代の人達であれば、たまにはどこかで顔を合わせる事もあったでしょう。
ヨッちゃんとも顔を合わす事もあります。

ある時、ヨっちゃんが「エイジさんてどんな人?」と聞いてきました。
父から見たらエースで先輩、「そりゃー、あの人は立派で良い人だ」と答えたそうです。

ヨっちゃんとは その後も行事で集まったり、仲間同士や、仕事の行き先でと、
度々見掛ける事や話す機会が増えていきました。

続く。


↓ 趣味を再開し始めた父。器用にニクロム線を使いこなし木をくり抜いてます。