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ダムの奏でる

浅河原調整池

浅河原調整池

 アースダム

 信濃川水系信濃川 新潟県十日町市

訪問日 2024/10/1

 

 宮中取水ダムから北上、約10km、15分ほどで到着。
 これまで見てきたアースダムのような常識は通用しません。アースダムを野菜、コンクリートダムを肉に例えたりしますが、このダムは肉の比率が高い。ハイカロリーです。
 堤体は通常のアースダムの様ですが、右岸若しくは左岸にある洪水吐はありません。その代わりというのか、このダムの最大の機能、連絡水槽が調整池中央に陣取っています。連絡水槽は、宮中取水口からの水を千手発電所に送ったり、調整池に一旦水を溜めたり、逆に調整池の水を発電所に送ったりという機能を持っています。その姿は溜息が出るほどカッコイイ。その他に余水吐きが二か所。長方形の物と星型若しくは歯車型の物。大変特徴的な形状です。更に上流側には宮中第二取水口からの流入のためのゲート設備。
 浅河原調整池は、浅河原川のが地形を利用して造られていますが、浅河原川の水は水利権により流入させず、そのための堤がさらに上流にあります。(ダムマイスター福角様の『ダムの訪問記』浅河原調整池参照)
 こんなアースダム見たことありません。竣工は1945年(昭和20年)、戦後から首都圏の電車を走らせてきた偉大な施設の一つです。

 


右岸からの下流面

 


右岸からの天端  吉田中学校の通学路としてのみ通行が許可されています  私は入れません…

 


右岸からの上流面

 


左岸からの下流面  ぐるっと車で回ってきました

 


左岸からの天端

 


左岸からの上流面

 


少し上流へ行って上流面を眺める

 ここまでは普通のアースダム

 


左岸から連絡水槽を眺める

 


右岸から連絡水槽と歯車型の余水吐を眺める

 


二つの余水吐  要塞の様

 


右岸から連絡水槽を眺める  凄い施設!

 


上流側から見た連絡水槽  カッコイイ!!

 


越流I

 


越流II

 


上流から調整池を眺める

 


宮中第二取水口からの流入口

 


宮中第二取水口からの流入のためのゲート設備

 


浅河原川の水をバイパスさせる堤

 


選奨土木遺産のレリーフと説明板

 


千手発電所

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