コメント
 
 
 
般若心経の訳 (zazen256)
2006-01-12 05:51:47
 私が般若心経を唱え始めたのは30年ほど前です。当時仕事が忙しく読書の時間がありませんでした。そこで般若心経を唱えれば読書することよりも効果的であると思い、唱え始めたのがきっかけです。以来毎日唱え続けています。



 解説本もたくさん読みました。しかし、お釈迦様は庶民一般の人々誰もが理解できる意味を込めて「空」を説いておられるのでは、と私は思います。



 鳩摩羅什さんも玄奘さんも難しく翻訳しすぎたのではないのでしょうか?



 原本が難しいため、その後の解説本も難しく解説されるようになっているのではないでしょうか?



 そのように思われてなりません。



 しからばどのように解釈すればよいのか?という課題を自分に与えて、今も私は唱え続けています。



 今日のブログ記事は非常に参考になりました。

 有難うございます。



 今後とも御教えを賜りますよう、何卒よろしくおねがいします。



 生意気なことを書きまして申し訳ございません。お許しください。
 
 
 
→zazen256様 (tera)
2006-01-12 10:39:30
コメントお寄せいただき有難うございます。30年にも及ぶご参究に心より敬意を表します。

おっしゃる通り、漢訳が壁になってしまうこともあると思います。私は個人的には「心経」を「明呪」と訳した鳩摩羅什の祈りの世界に共感がもてますが、玄奘訳で空の論理展開に関心が移行し過ぎていったのではないかと思っています。



幸いなことに学生時代に、『正法眼蔵摩訶般若波羅蜜』の巻を読み、「色即是空、空即是色、色是色なり、空是空なり、百草なり、万象なり」と補充している解説文で、かなり助けられました。



貴ページも訪れさせていただきました。沢山読まれ、正に仏法を実践していらっしゃるようでこちらが恥ずかしい思いです。今後ともよろしくお願いいたします。

 
 
 
感謝します (zazen256)
2006-01-12 14:10:28
 私のブログを見ていただきまして、真に有難うございます。



 私は60才になったとき、主として仏教を勉強しようと心に決めました。少ない勉強時間の中で細々と続けてはいますが、仲々進展しません。でも毎日仏教に親しんでいることに満足しています。



 今年に入ってから、「正法眼蔵」を読み始めました。



 これはブログ上で、tenjin95さんの勧めによりまして、「正法眼蔵」全訳注・増谷文雄 第一巻~第八巻までを全て読む予定で、順不同に読み進めています。(現代語訳のみ)



 第一巻の「摩訶般若波羅蜜」も読みました。経文に対する道元禅師の解釈は独特のものがあると聞いていましたが、とても参考になります。でも私は理解不足のためでもありますが個人的に少し不満足でもあります。



 今後とも何卒よろしくお願いします。



 
 
 
→zazen256様 (tera)
2006-01-12 18:15:58
眼蔵ご通読の成就を心よりお祈り申し上げます。私は恥ずかしながら、断片的に読むばかりで落ち着いて全巻を通読したことがありません。心がけたいと思います。



なかなか難解なので、小説のように文脈をたどっての網羅的な読み方は難しいのかも知れません。ただし、どこをとっても金太郎飴のような一面がありますので、これは!と、感じることがあると、一連の文節が親しみ易くなるような気がしています。

ときどき、成果をブログでご紹介くださいませ。



 
 
 
般若心経ブームのようですね (りょう)
2006-01-12 21:19:41
興味深かったです。

teraさんの心訳、なかなかグッと来ました!teraさんのように、般若心経をご自分の言葉で意訳する作業、とても意義があるように思いました。

布教にも最適ですね。



新井氏のはドラマティックでおもしろいですね(笑)なかなかロマンティックだし。

柳澤氏の本は読みました。

一般の人にも、般若心経が興味を持たれ始めていると言うことでしょうか。

お坊さんは置いてけぼりのようなところが、寂しい限りです。期待されてないんでしょうね・・・
 
 
 
般若心経 (信濃大門)
2006-01-12 21:33:24
 このブログに立ち寄らせていただきました。

 書店で「大法輪」の表紙を見ると般若心経の特集の赤字が目に入りました。最近は般若心経ブームということで、仏教コーナーの棚を見ると数多くの、同経の解説本が出ています。

 般若心経は、法華経を根本経典とする宗派や「空」は大乗の創作経典、釈尊の教えではないなどという立場の人々からは批判されていますが、法灯明からすれば、「法」を拠りどころとしている僧により成立したもので、多くの人々の拠りどころとなって今日まで生きつづける経典ならば釈尊の教えの内にあると思っています。

 最近はマンガの解説本も目にしますが、20年程前に桑田二郎さんが「般若心経」三巻を出されています。この本に「色即是空 空即是色」も文字の観念で表すと「物質現象とは何もない状態だ。何もない状態が即ち物質現象だ。」と難解になるが「空」を実感、直観でつかめば生命の実相、存在の根源の実感となるようなことが書かれていて、その時に緑の葉の葉脈に流れる水も直接には見えないが直観、実感では観えるように感じた。これが空の世界かと思いました。

 いろんな人が訳を出されているのを読ませていただ苦と勉強になります。 
 
 
 
→りょうさん (tera)
2006-01-13 09:01:57
哲学ブログで人気のりょうさんからのコメントは、重みがあって嬉しい限りです。

般若心経は確かに人気が高いようです。そして、明らかにお坊さんを介在しないで一人立ちし始めていますね。その成果にお坊さんが学んでいることも事実です。けれども、行や信をともなう点では私達の出番は不可欠だと思っています。心経の呪の精神は正にそう言えると思います。

ところで、玄奘の訳した現行の般若心経を深くつきつめて行くと、りょうさんも詳しい唯識の展開と共通するような気がします。もともと法相の学僧ですので当然かもしれませんが・・・。
 
 
 
→信濃大門様 (tera)
2006-01-13 09:38:16
コメント有難うございます。

私も昨年、必要に迫られて調べていくうちに、各派の捉え方、教理史の中の位置づけなど、興味深いことが多いのに驚いています。実感、直観でつかむ「空」、確かに核心を突いていますね。この辺が、この経が密教と禅宗によって愛読されてきた所以かもしれません。

今後も貴ブログ・お部屋のご活躍を祈ります。時々訪問させていただきます。
 
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