DESUCA - OPENING CARD -
いよいよ高知でも「suica」や「ICOCA」のようなICカードを交通機関に使える日が近づいて参りました。
名称は
「ですか」。“
でんしゃ”“ば
す”“
かーど”のそれぞれ1文字をとってつけられています。
土佐電気鉄道・土佐電ドリームサービス・高知県交通・県交北部交通の各社のバス・電車で利用でき、
東は安芸市、西は檮原町まで、このカード1枚で乗り回すことが出来ます。
四国では、香川の「IruCa」、愛媛の「ICい~カード」に続き3番目の導入となります。
ICカード「ですか」の詳しい情報はこちらをご覧ください。
1月25日の使用開始を前に、11日に
オープニング記念カードが2箇所で発売されました。
右の画像は、10時20分頃の高知大丸前と、10時35分頃のひろめ市場の様子です。
記念カードは機能こそ普通の大人用無記名カードと変わりありませんが、
それでも自分が10時10分頃に購入した時には、50名程度の客が並んでいました。
さらに、ICカードを実際に体験できるよう、売り場の隣には県交通バスが留置されており、
貸し出されたICカードを使って多数の客が体験していました。
自分も試してみましたが、
カードを専用機械にかざすだけ ということもあり、
素早く乗り降りや精算ができ、非常に便利でした。
このICカード「ですか」が順調に普及すれば良いのですが・・・
自分が考えただけでも幾つか疑問点が。
1か月間の使用料金の5%が還元されるという“ですかポイント”よりも、
精算の際に通常運賃から割り引くとか
(「ICい~カード」はこの方式)、
チャージの際、入金する金額に数%上乗せするとかの方が消費者にとって分かりやすいと思いますが・・・
それに、バスの市内区間については“対象路線マップ”を見ても、
市内区間の端の境界停留所が正確に記述されていないのでよく分かりませんでした。
高知県人は“熱しやすく冷めやすい”県民性ですので、初めは物珍しさもあって利用する人も多いでしょうが、
ユーザーをどれだけ獲得できるかは、これからの運営会社の努力に懸かっています。
ICカード「ですか」、利用しやすく誰にでも愛されるカードになることを願っています。