長生きには、ちょっと足りない歳だけれど 5年前には考えもしない様な境遇に居る自分がある。
この5年間は、最後の冒険と思ってチャンスを受け止め 執念を貫いた年数である。
犬の里親さがしは、1000頭の目標に向けて120頭となった。善意の方々にどんなに救われたことか。
初めて農業地帯へ移住し若干の過酷な試練を受けた。大地の力に守られた生活がある。
東北の大震災の恐怖には影響を受け、辛く重い気分に支配された日も多かった。
そして 人生最大の試練、血液癌に苦しんだ。
末期との宣告は死刑に匹敵する絶望を伴ったが、充分な医療を受けた。
しかし、今を生きている、体と心を共鳴させる以外に幸福感は無いのだと気付き立ち直れた。
主治医から「やりたい事は どんどん しておくように~」 毎日が真剣勝負である。
やりたい事は、たくさんある。
目標は、多くあったほうが良い。
いろいろ、思いつく事柄をしっかり書き留める事にした。
世間でも、末期に備えたノートは流行しているらしい。
それにしても、未完の事柄の多い事に気付き、ちゃらんぽらんに生きてきたな・・・と思う。
まだまだ、学ぶチャンスは有る。
ワクワクしている自分が好きだ。
挑戦・希望・決意・行動・対話・練磨・少ない力でも出し惜しみする余裕は無いのだ。
凝縮した濃厚な味が己の持ち味となりたい。
そして次世代に夢を残したいものである。
この世は宝の山である。