正月休みに今年初めての釣りをしてきました。
ターゲットは荒川屋乗合船のシロギスです。
荒川屋の女将さんが言うには、10匹釣れればよいのではないかとのことでした。
この時期のシロギスはやる気がなく動かないので、仕掛けはあまり動かさずに魚が食ってくるのを待つことだと言っていました。
夏場のハイシーズンのように頻繁に誘いをかけたり仕掛けをサビくのはよくないらしいです。
この話を聞いてかなり厳しい釣りになりそうな気がしました。
では、実釣の模様を書いてみます。
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気温最高10度 波1.5メートル
定刻午前8時いざ出船。
天気予報通り波が高く北風が強い。
防寒対策をしっかりしてれば全く寒くない。
海が少々荒れててもシロギスのアタリはカワハギみたいに繊細ではないので何とかなるような気がした。
● 北風が強く海は荒れている
8時半より実釣開始!
船宿でこの時期のシロギスの釣り方を聞いていたので、その通りにやってみた。
左側に置き竿で右側はチョイ投げ用の竿。
まず、置き竿をセットする。
こちらはアタリを重視して天秤仕掛け。
海底から5センチ上でスタンバイ。
強風のためオモリは25号にしてなるべく竿下にエサがあるようにセット。
チョイ投げのオモリは船宿指定の15号。
チョイ投げメインで始めたところ結構いい感じでアタリがあり釣れてくる。
サビいたり仕掛けを動かし過ぎるのはよくないと聞いていたので、チョイ投げしてミチイトのたるみもとらない。
少し待ってからミチイトのたるみをとる。
誘い方は竿を頭上まで大きく上げてゆっくり落とし込む。
そしてしばらく待つ。
これを竿下まで続ける。
その間に、置き竿も頭上まであおって誘いをかける。
チョイ投げの方は「プルルッ」というシロギス特有のアタリが出て釣れてくる。
肝心なことは、ハイシーズンと違って大きく誘って待つということ。
置き竿の方はエサが取られている。
魚が居る証拠だ。
一旦チョイ投げを放置して置き竿で誘いをかけて集中してみる。
置き竿の穂先をよく見ているとシロギスらしきアタリがある。
そこで、チョイ投げは手元感度でアタリをとり、置き竿は誘いをかけて穂先で目アタリをとる作戦に変更した。
船は風で流されるのでどうしても釣れるポイントと無アタリになる場所がある。
釣れるポイントでは二本竿なので非常に忙しい釣りになる。
しかも強風で仕掛けが絡むのでロスタイムが多い。
置き竿でシロギスのアタリがあったらアワセて放置して、チョイ投げを竿下まで誘ってくる。
置き竿で魚が釣れても魚を外さないで、チョイ投げをしてしまう。
それから置き竿の魚を外してバケツに入れる。
シロギスで数を釣るためには効率即ち手返しが全てとなる。
アタリの全くない時間帯もけっこうあり、魚が固まっている様子。
魚が固まっている所では入れ食いモードになる。
今回は、アタリの全くない時間帯が長かった。
ラストは置き竿とチョイ投げ竿の両方を持って誘いをかけて手返し最重視で釣ってみた。
やはり置き竿は置きっ放しより誘いをかけた方が釣れる。
両手で竿を持つ二刀流は釣れる。
そうこうしてるうちに終了2時半になり納竿とした。
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以上、実釣の模様でした。
冬場のシロギスは1か所に固まって動かない傾向にあるようです。
誘いは竿を大きく頭上まで上げてしばらく待ちます。
これは、置き竿でもチョイ投げでも同じです。
空いてれば、置き竿とチョイ投げの二本竿で数を伸ばします。
置き竿もチョイ投げも両方持って誘いをかける二刀流がよいです。
チョコチョコ誘いをかけたり仕掛け頻繁にをサビくのは冬場ではよくないみたいです。
魚が固まっているような感じなので釣れるときには手返しよく数を伸ばします。
この時期で10匹釣れる人はハイシーズンでは30匹釣れるとのことです。
この時期で30匹釣れる人はハイシーズンでは100匹釣れるとのことです。
要は、冬場はハイシーズンの三分の一釣れればヨシということです。
と、荒川屋の女将さんが言ってました。
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釣果
シロギス 28匹
イシモチ 3匹
一応竿頭です!
● 海の女王 シロギス
去年の夏場から乗合船のシロギスを始めて、トラギス、ベラ、ハゼ類などの外道が釣れなかったのは初めてです。冬場は外道が釣れないんですかね。
まだまだ初心者で冬場ということからしてこれだけ釣れれば満足です。
アタリのない魔の時間帯はビール片手に景色を眺めてるだけで十分です。
帰りがけに船長から手返しをもっと良くすれば50匹以上釣れるとエールをもらいました。
シロギスで数を釣るには手返しの良さありきなんですね。
のんびりやれば難しい釣りではないので誰でも釣れると思いますが、数を釣るとなると結構ノウハウがあり忙しい釣りになります。
行きつけの割烹料理屋さんに持ち込んでシロギスのお刺身を作ってもらいました。
● 釣り師ご用達のシロギスの刺身