今回はディープパープルのBURNのドラミングをカバーして、先日購入したZOOMのビデオレコーダーQ3HDで録画してYouTubeにアップしてみました。
BURNというとなんとなくただドラムを「早く叩いている」という印象がありますが、なかなかどうして、この曲はドラムの練習曲としては最適です。何年か前に、イアンペイスさん(ディープパープルのドラマーでこの曲を叩いている)が、つのだ☆ひろ さん主催のドラムイベントで来日した際にもそのように言っていました。また、ドラマーにとっての登竜門です。
腕と手首を使ったシングルストロークの早打ち、指を使ったシングルストロークの早打ち、四連アクセント、六連アクセント、三連アクセント、高速タム回し、スネアロール、チョーク奏法、正確なハット足踏みなどの基本テクニックの練習になります。
この曲の基本は、腕と手首によるシングルストロークの高速連打です。さらに、アクセントを入れることによりドラミングに味わいが出ています。
エリは、この曲を基本に忠実に叩いています。ただ単に早く叩いているように見えるかもしれませんが、上記ドラムテクニックの基本を各所に使っています。一例ですが、左手の手首と指を見てください。手首と指の両方を使ってコントロールしながら叩いています。
エリのBURN映像です。クリックしてご覧くださいませ。
↓ ステレオイヤホンをご使用ください。
BURNをカッコよく叩くには、ドラムの基本テクニックをマスターするのが最短距離です。ドラムという非常に繊細な楽器を理解することから始めます。ドラムの基礎テクニックをしっかりと身につければ、誰でもカッコよくBURNを叩けるようになります。ただし、地道な訓練が必要です。エリも地道な訓練をしてきました。
この曲が基本に忠実にかつ笑顔で叩けるレベルになれば、シングルストロークはほぼ完成ということでしょうか・・・
BURNは、編曲的にはボーカル部分にドラムソロがかぶっているという前代未聞の曲です。ボーカルのデヴィッドカバーディルとイアンペイスの圧倒的なドラミングには脱帽です。