この先の中国経済の行方***大阪港の屑商トーナイ(鉄・銅)
地方政府による債務の拡大は抑制され 州政府が出した案を中央政府が許可するような感じに向っていて 此れまでのような地方政府による巨額なインフラ投資はこれから進まない為、
不動産投資は大きく伸びない
そして鉄鋼業などへの過剰な投資を抑制しなければならない
その設備の削減もしなければならない
その為、鉱工業を中心にした成長はこの先 細っていく傾向
また、此の月末から始まる 五中全会で2016年以降の計画は
・国有企業改革
・官民合同の公共投資拡大戦略
・製造業の付加価値化(新幹線などの技術の売込みなどで中国のブランド力を高める)
・10/20も東内誠ブログで書いた【一帯一路】を推し進めること
そして追加の金融緩和策などを連続して景気を下支えする
しかし 中国の鉄鋼業がアカンな~
10/20のグローバルな報道では
中国の国営企業(鉄鋼)債権の利息が支払われていない模様
それでも7-9のGDPが発表された後にも 19日20日と上海総合指数は前日比で上昇し10/20終値が 3425ポイントと 1.14%上昇して終えた 3000ポイントからは14%も上昇
国営・鉄鋼企業の デフォルトの話題は大きな影響なしである
が、
我々の金属系 リサイクル業界は
この話題で ビビッているが
しかし先日の 上海総合には現れていない
尚、中国の輸入が減った原因は
原料や燃料の仕入れ単価が落ちたせいである と 政府は答えている
我々 資源リサイクル関連としては 鉱工業生産の今後の伸び率も せめて5-6%は伸びてくれなければ 困る
銅や鉄の世界の消費の半分は 中華にある
資源業界に住まう者等は 中国のやろうとしている
AIIBや一帯一路 が成功するように祈るべきであろう
そして人民元がIMFに認められ 人民元の立場を高めることにも期待するほうが良い
これは、一般的な日本人の考えとは(対中で敵対する)違ってくるが 業界の置かれた立場としては これ以上 金属相場が悪いと 耐え切れなくなる可能性がある
10/21 早朝5時の銅相場 先日から下げたまんまの 5218$
上海銅相場は39290元(これは若干上げた)
追加・・・
点心とは
点心債=香港の飲茶の様に 美味しいという例えである
てんしんさい 中国元の債権
人民元がドンドン強くなっていけば 美味しいのだが
8月のように中共政府が元切り下げなどを行うと魅力はなくなる
金利が美味しくても中国元が売られて安くなると魅力は無い
中国政府は中国人民元の国際化を狙っている
李首相は 人民元が持続的に下落する理由はないと言った
また8月には 人民元が日本円を抜いて世界4位の規模の国際決済通貨になってきたことを報道している
この先も 人民元は決済通貨としては 地球規模の通貨にはなる可能性が高い
1年もので2.75~3%の運用ならば 効率は良いと思う
なので 中国の大きな企業の債権がデフォルトしたら それはアカンのだ
イギリスのHSBCが 英国で起債し 投資家が多数集ったとあるな~
それも あって この時期に 習近平総書記が訪問してるのか?
海外で 起債するということは 人民元は安定的にしてもらいたいものだ
8月の様なことはないほうが良い世界同時株安にまで発展する
欧州の投資家が多く買ったと報道では出ている
倍近くの需要があったみたいだから また次々に発行するのかな?
購入者の属性が出てるよ 銀行が64%だって
日本の銀行なども 3%近い運用益ならば 人民元の点心債には魅力があると思う
1年で2.75%も取れれば 魅力的となる
中国の成長率は落ちているとは 言えども 日本などは ゼロ成長に近いから・・・
やはり 冷静に考えたら隣国の超大国 将来は
やっぱり 強いと
バタ屋屑商のトーナイ 東内誠の予測