フットボールの後(ご)

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チャンピオンズリーグ準決勝プレビュー

2008年04月22日 12時05分50秒 | フットボール
ローマのスパレッティ監督がマンチェスターユナイテッドに破れた時に
「まるでイタリアのチームの様だった。」と盛らした。
無理はない。マンUはベスト16のリヨン戦、ベスト8のローマ戦と得点を奪う事より、スペースを消すことに努力したからだ。

今期のチャンピオンズリーグベスト4に残った4チームは強固な守備を持ち前に勝ち上がってきた。
リスクを賭けて真っ向勝負を挑んだのはアーセナル対ミラン戦ぐらいでアウェイゴールを守る傾向が印象強かった。

その傾向は準決勝でも拍車はかかるだろう。
1ストレグの組み合わせは以下の通り
リバプール対チェルシー
バルセロナ対マンU

リバプール対チェルシーはここ数年対戦し最少得点差でリバプールが競り勝っている。
どちらかと言えば点の取り合いは無く点の守り合いだった。
しかし今回はチェルシーが2ンドレグホームの為、リバプールは攻めるだろう。
アンフィールドでの優位性はトーレスを得たことで十分に成り立っている。
トーレスはアンフィールドで牙を剥くがアウェイでは借りてきた猫のようにおとなしくなる。
週末のフルアム戦ではトーレス、ジェラードと各主力を休ませコンディション十分。

一方のチェルシーは週末に試合は無かったがエッシェンが出場停止。ドログバは怪我で出場が微妙。
更にこの対戦が終わってからは週末にプレミアリーグ天王山!対マンU戦を控えるためリバプールに比べて消耗はしたくないはずだ。
絶対に勝てる相手にしか必要以上に得点をねらいにいかなかったグラント監督だけに1ストレグは守り切ると思われる。
攻めるリバプール、守るチェルシー。
それぞれが絶対的なホームアドバンテージを持つだけにアウェイチームが得点を奪いに行くのは相手の思う壺だ。
監督力としてはベニテスが上。スケジュール的なペース配分を考えるとリバプールが有利。
しかし2ンドレグホームはチェルシー、決勝がモスクワだけに見えざる力は働くのか?
トーレス先制、チェルシーPKで追い付き1対1という結果と勝手に予想…?

一方の対戦バルセロナ対マンUは過去の対戦は激しい点の奪い合いとなっている。
98年に対戦した時は2戦とも3対3のハイスコアの結果だ。
しかし今回はそんなことは無いだろう。
バルサの状態は悪くなる一方で俄然マンU有利は否めない。
プジョルは出場停止、多くの怪我人、国内リーグは11ポイント差の3位まで転落、更に2ンドレグはトラフォード…。
バルサの不安要素は事欠かない。

しかし気が抜けないのもマンUだ。
週末にはチェルシー戦を控え消耗は避けたいところ。
前節のブラックバーン戦ではフルメンバーで挑んだのにも関わらずCロナウド、ルーニーは封じられ1対1のドローに持ち込まれた。
一番得意なはずの4-4-2がマークヒューズに封じられたのだ。
この結果はよりファーガソン監督を慎重にさせるだろう。
多分いつもの4-5-1のワントップで無難に乗り切ると思われる。
カンプノウ0対0のアンチフットボールが妥当なスジか??

歴史に残る真のガチンコ対決は決勝までお預けの要素は強そうだ…。



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