大変ご無沙汰しております。
あけまして・・・・・・・・・・
あれ以来、1か月以上空けてしまいました・・・
私自身もこのブログの存在を忘れそうでした。
そろそろ再開したいと思います。
今回はクリニックのリフォームについて・・です。
ここ数年、継承物件(閉院したクリニックをそのまま引き継いだり・・)の相談が増えています。
貸す側としては「後継者がいない」などで閉院し
「せっかく装備は整っているのだから使ってほしい(むしろそこそこの値段で借りてくれるはずだ・・・)」という思いで、
借りる側は
「装備もそろっているし、イニシャルコストを大幅に少なくすることができるはずだ」
とお考えの場合がほとんど・・・です。
ただ、実際に貸し手、借り手が合意し契約に至るかというと・・・これがなかなか難しいのです。
理由としては・・・
上記のように、そもそもの考え、思いに開きがあるので、なかなか賃料が折り合わない・・・
また、制約の多いスペースの中で改装し、診療を行うので、理想の診療体制を実現しにくい、
それを実現するためには却って大きな投資(改装費)が必要となる・・
ということになります。
「壁紙を張り替えるぐらいで・・」ということももちろん無理ではないですが、
バリアフリー化であったり、トイレなどの水まわり・・・
これらは手を入れようとすると大きくコストアップします。
むしろゼロから制約のないところで建ててしまった方が・・・
というケースも十分にあり得ます・・・
やはり、そのあたりは慎重な見極めが必要ですね。
写真は継承の事例ではありませんが・・・
既存のスペース(過去には病室があり有床診療所でした。現在は返上し無床です。)
を上手に活用し、今年から美容皮膚科部門を立ち上げた事例です。
コストと使い勝手のバランスが取れた・・・(稀な)事例です。
また、改装(新築も同じですが)の場合は保健所との事前打ち合わせも非常に大切です。
クリニックの建築に慣れた設計事務所、建築会社を選定することが
やはり必須となります。
ちなみに・・・上記事例を
施工された建築会社さんです。
株式会社野川建設
http://www.nogawa-ken.co.jp/