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高井和正blog

2023-07-18 20:14:37 | 日記

鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘を室町幕府三代将軍の足利義満が譲り受け、山荘北山殿を造ったのが始まり。金閣を中心とした庭園・建築は極楽浄土をこの世に現したと言われ、有名な一休禅師の父である後小松天皇を招いたり、中国との貿易を盛んにして文化の発展に貢献した舞台で、この時代の文化を特に北山文化という。義満の死後、遺言によりお寺となり、義満の法号鹿苑院殿から2字をとって鹿苑寺と名づけられた。

境内には、有名な「金閣舎利殿」をはじめ、京都市指定天然記念物に指定されている「櫟樫(いちいがし)」や、後水尾上皇の為に、鳳林承章が金森宗和(茶道家)に造らせた「夕佳亭」などが建ち並ぶ。

金閣の2層と3層は、漆の上から純金の箔が張ってあり、屋根は椹の薄い板を何枚も重ねた柿葺で、上には中国でめでたい鳥といわれる鳳凰が輝いている。1層は寝殿造で法水院、2層は武家造で潮音洞と呼ばれている。3層は、中国風の禅宗仏殿造で究竟頂と呼ばれ、3つの様式を調和させた室町時代の代表的な見事な建物と言える。昭和62年に、漆の塗替えや金箔の張替え、更に天井画と義満像の復元が行われている。

高井和正



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