とーっても目立つ黄色の表紙! 世界史の参考書で、現代史を扱っているものは少ないと思いますが、そこをついてくれた書籍が出ました。
興味深いのは、バーコードリーダー機能を持っており、2016~2017年の時事問題も少し扱っているというところ。こういう風に作るということは、来年以降も、年度を変えて、時事的なものを盛り込みつつ現代史の参考書を作っていくんですかね。
現地へ飛び立ち、見聞を深めながら教える先生だからこそできる技ですね。時事問題は大事ですが、正直、自分もどこまでちゃんと理解したうえで、話しについていけているか・・・たまに不安になりますので。
池上彰さんの現代史の文庫本なども良いですが、ひとまず高校世界史の現代史ベースを作りたい場合は、この本でも良いかと。ただ、深い現代史を知りたい場合は、この本ではなく、専門書やテーマを扱っている新書に手を出す方がいいでしょう。
(図書案内)
・佐藤幸夫『2016-2017年版 つながる世界史 現代史の集中講義』(学研、2016)