いつだって!宮城梓さん応援ブログ 

沖縄の情景のように真っ直ぐな歌声と見事な三線を届ける唄者・宮城梓さんを応援します。

「ディープ・エコノミー」を読んで☆

2009-08-02 22:35:21 | Weblog
今日、「ディープ・エコノミー」(ビル・マッキベン)という本を読みました。

メインテーマは「以前より裕福になったが、以前より幸福になっていない」のはなぜかということ。

結論は、「裕福な世界では、他者とのつながりを持つということが金銭を得ることよりもはるかによい」ということだ。つまり「つながりが幸福を増やす」ということ。

だから、富が増えても幸福感が減るのだ。

「多くの経済学者が、人間の相互関係は目的を達成するための手段だと決めつけ、それ自体を目的だと考えないのは大きな過ちである」と、経済学者のリチャード・レイヤードさんがいっている。

とてもいいことをいっているように思います。

この本に、「ライブ音楽の復活」という項があります。ちょっと引用します。


◆ニューヨーク・タイムズ紙のロック評論家ジョン・バレルズが書いている。「ポップ音楽を高額な製作費とプロモーションCDで売り込む方法は八方ふさがりの状況だ」、一方で・・・「ライブ演奏を主体にしたジャム・バンドが元気だ。彼らは、録音された缶詰音楽ではない別の選択肢として、コンサートを柱にしている」。そして、その過程で「音楽界の古くからのビジネスモデル、放浪の叙情詩人を、ネットワークで相互につながった現代世界に持ち込んでいる」のである。「現代のポップスは裏表が逆になった。コンサートが本来の仕事であって、プロモーションの手段ではない。バンドは毎晩、一か八かの音楽的な賭けをする。衣装は二の次だ。音楽の過去はゴミの山ではなく積み重ねの土台となる」

◆イギリスでは、政府の数字が「国内のあちらこちらでライブ音楽の復活が起こりつつある」ことを示している。パブ、クラブ、レストランの半数が、少なくともときどきは生伴奏を売り物にしている。バンドは録音した音楽も販売するものの、演奏を聴きに来た人と、少なくとも演奏の妙技と同じくらいその場での一体感に興味をもった聴衆に、音楽を聞かせるようになりつつある。


そして、ライブハウスとは、「顧客が生産品だけではなく体験そのものを好む場所である」。

名古屋ライブがなぜソールドアウトしたか、そのヒントがこの「ディープ・エコノミー」という本の中にあるように思います。去年と今年の名古屋ライブの差は何か。

私は去年と今年の大きな差にティンクメルマガの開始、そして毎日のティンクブログの更新があると思います。

ティンクファンは毎日のブログとコメントに、「つながりが幸福を増やす」ことを実感しているから、「ライブ音楽の復活」に火がついているのではないでしょうか。

いまの双方向の「つながり」を感ずることのできるブログのかたちは、是非大切にして、ティンクとファンが共同で進化させていってほしい、芸能界のどこをみてもないようなブログに進化してほしいと願っています。

さて、

ティンクライブの楽しみは、ライブでしか味わえないトークであり、何かのハプニングのときに垣間見るアドリブトーク。「ディープ・エコノミー」でも「一か八かの音楽的な賭け」(=アドリブ演奏)がライブの醍醐味であることが示されています。アドリブという即興表演。それは長い練習と毎日のライブ演奏の土台があればこそ。りんけんさんの指導にファンとしても感謝です。


さあ、

「ディープ・エコノミー」を読んで、自分なりにいろんな問題の答えが出ました。

なぜ、昨年1月4日に、自分はティンクティンクをはじめてみて即ファンになったのか?

なぜ、今年11月1日の名古屋ライブは、すぐにソールドアウトになったのか?


これで、

思い残すことなく、明日から「ちょっとした修業」に出ることができます。

「10・31」東京ライブまでには戻ってきます。さらにパワーアップして、さらにパワーアップしたティンクライブを見ることを楽しみにして。

このブログは明日から、ティンク☆バーリー(妻)が女性目線でティンクを応援していきます。引き続き、おつきあいください。



がんばれ、現代の吟遊詩人・即興詩人=ティンクティンク!!


(追伸、いま、正解のあるクイズの答えが発表されました。期待どおり、バタッ!)

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