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何千年も前から優れたリーダーが見抜いていたことだが、価値観や原理について教えるもっとも優れた方法は、「物語」を使うことである。それは、今日のデジタル時代においても変わらない。



だれもが生きた証を残したい。人生を通じて、何か本当に意義のあることを成し遂げたいと望んでいる。

他の人が、何か重要なことを成し遂げるのを助ける責任について考えてみよう。

優れたリーダーとは、自分の才能を最大限発揮するだけではいけない。周囲の人々に、彼らが誇りに思えるような名の残すチャンスを与えなければならないのである。

パートナーが「物語」をどのように終わらせたいかという点に意識を集中すれば、自然に目的のある人生を構築するのに役立つ優先事項に集中するようになる。

それは、関与する者を豊かにするような人生、自分の直接的な満足以上に、大きく時間を超えた何かに尽くすような人生である。




（フレドリック・ライクヘルド『ロイヤルティ戦略論』より）