spacevision

1500万円のフレームねぇ・・・。

もてぎ100kmサイクルマラソンから帰宅すると、一つのニュースが話題になっていた。




”Cerevoは1月6日(現地時間)、同社のスポーツ用品ブランド「XON(エックスオン)」の新製品として、金属3Dプリンター出力、センサー内蔵のIoTロードバイク「ORBITREC(オービトレック)」を発表した。生産数は世界で10台限定で、価格は1500万円(14万USドル)。1月8日から開催される「CES 2019」で展示し、タッチアンドトライゾーンを設置予定。購入希望者はその場で購入者ウェイティングリストにエントリーできる。”


”ORBITRECは、デザイナーの柳澤 郷司氏のデザインユニット「Triple Bottom Line と DMM.make AKIBA、 ABBALab」が共同で開発したロードバイクフレームのコンセプトモデル「DFM01」を発展させた製品で、チタン焼結型 3Dプリント技術と、カーボンファイバーチューブを組み合わせた製造を開発。本格的なレースで使える軽量オーダーメイド・フレームとなっている。”
ASCII.jpより

なんとも夢のある話だなぁ。2015年に発表されたDFM01 OUSIAの進化版で、3Dプリント技術として「チタン焼結型」を使うということは、MarkforgedのMetal Xを使って継ぎ手(ラグ)部分をプリントアウトするのかな?



日本でUS Markforged社と販売代理店(Authorized Reseller)契約を締結している企業は数社しかないハズだし、金属3Dプリンタは低価格になってきたとはいえMetal Xは5千万円くらいしたはず。たった10台ということは、コミコミで1億5000万円以下のコストで作らなきゃいけないので、おそらくMetal Xはどこかに借りて作るのだろうな・・・と思ったら、Cerevoは3dプリンタの試作も受託サービスしているようだ。


こういうブレーキレーバーがあったらいいねぇ。

<P.S>
「カーボンファイバーチューブ」を組み合わせて製造ってのが引っかかるけど、まさかカーボン部分も3Dプリントするのか?
たしかに、Markforged社製でコンポジット(炭素繊維複合材)造形可能なMark Twoという3Dプリンタがあるけど、フレームを作れるほどのビルド容積は無理だし。

それから、現状の3Dプリンタって、少量生産する際のイニシャルコストを抑えたり、データから作るので構造が最適化できる。あくまでも「試作」として用いるイメージがある。逆にデメリットとしては1つの部品費用が高いこと。金属粉末はほかの材料に比べてめちゃくちゃ高いから、「金属3Dプリントを使ったロードバイクが1台1500万円」って聞いた時「まー、そのくらいするよねぇ」と思いました。っていうか、ぶっちゃけステキな造形美なんだけど、金属3Dプリンタの強度・剛性については懐疑的・・・金属3Dプリンタで出来たモノにはまだまだ限界があるし、研究が進んでいるものだから。いや、すごいと思うんですけどね。

『スペビトピックス』は
ブログ村ランキングに参加しています
バナーをクリックして応援お願いします

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ネットニュース」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事