日光といえば、秋の紅葉シーズンが最も賑わうのだが、紅葉は少しの標高差で見頃が異なるため、かなり期間が短くて紅葉を楽しむのはとても難しい。
私は日光を楽しむなら今の時期をオススメする。
桜が散り始めるこの時期から梅雨入りするまでの約一ヶ月の間、日光は空気が澄んでいて、まだ雪を被っていたり、新緑だったりと様々な色合いを魅せる山々がとても美しく、一年の中で一番映えていると思う。
今日も先週に続いて会社の先輩達とサイクリング。
宇都宮市森林公園近くのセブンイレブンへ朝9時に集まり、昨夜の雨の酷さもあって、比較的日向の道路を選びながら、今市まで走る。
文挟駅近くまで、530練でよく走っているルートであり、ついモガキを入れたくなるが、6月の富士ヒルクライムまでは左半身をリハビリすることに集中し、淡々とペダルを回した。
一時間もかからずに今市に到着。
約2年ぶりの今市は、見たことのない景色だった。
スーパーかましん今市店が新しくなり、しかも屋上に鮮やかな水色の観覧車がある。早速フォトジェニックな場所を見つけた。
ランチの時間にまだ早いため迂回しながら日光へ向かうと、上今市駅の近くに、おおきな水車のある公園があった。
大きな水車がゆっくりと回っていた。
そのまま日光の神橋に向かって北上。
昼になっても人はまばらであるのは、新型コロナの影響なのだろう。
県外への移動を自粛していることもあり、宇都宮ナンバーの車がほとんどだ。
いつもの土日なら混み合っている中華料理店の翠園も待たずに入店。
エビもイカもプリプリで柔らかく、とても美味しい五目炒飯。
デザートの杏仁豆腐もたっぷりで、今日のサイクリングはここで折り返しが決定した。
とはいえ、帰路につくにも少し早いため、日光金谷ホテルに伺った。
歴史ある、格式高いホテルのイメージが強く、まさかサイクルウェアで入館しても良いとは思いもせずにいたのだが、先輩は何度も訪れているという。
先輩の後ろを恐る恐るついていくと、スタッフからは素敵なおもてなし。
(アルベルト・アインシュタインやヘレン・ケラーなど、偉人が泊まったというホテルに今、サイクルウェアで訪れている…。)
次男に教わった教訓「素敵な場所はトイレが素敵だ」を実行。
素敵な廊下の向こうに、素敵なトイレがあったので利用させていただく。
当たり前のように中庭も素敵だ。
老夫婦が肩を並べて景色を眺めているだけなのに、とても絵になる。
いつか、泊まってみたいホテルだ。
小腹が空いたため、東武日光駅前にある「さかえや」へ。
ここの「あげゆばまんじゅう」が最高らしい。
何度もテレビで取り上げられ、普段なら大行列が出来るほどだが、やはり新型コロナの影響なのだろう。並ばず購入。
ひとつ220円。粗塩のトッピングが絶妙で癖になる。
日光市に強風警報が発令され、帰路は安全を心がけて走ったが、猛烈な追い風でほとんどペダルを漕ぐこと無く宇都宮市森林公園に戻ってきた。ランチにオヤツに食べまくりのサイクリングであったため、帰宅して体重計に乗ると、昨日よりも体重が増えていた。
栄養過多だが、きっと左半身の筋肉へと変わってくれるはずだ。