夫は基本的にロジッククソ野郎。
夫としてもパパとしても、自他共に認める素晴らしい御仁だと思う…が、どんな人もあるという一癖がほんと大きい。その一癖っていうのが、言葉への執着だ。
言ったことはやる、
出来ないことは言うな!
から始まり、
発言の一つ一つの本意について言及があったり、、一言で言えばまぁめんどい。
ほんで、口喧嘩は絶対に売ってはいけない。ミニモニサイズの私に対して熊のような夫だけど、それでも口でするよりは拳で戦った方がワンチャン勝てる気がする…やらんけど。
そんなわけで我が家の夫婦げんかは私の号泣に始まり家出で幕閉じはしたことはあっても(少し落ちついて帰宅しても会話では押されるからケロッとしらっと何もなかった風を装うことを覚えた。)口喧嘩は懸命ではない。
そんな、夫に似て、息子もロジッククソ野郎である。基本的に1度言ってしまったことは取り返しがつかない。
例えば次の休みどこどこ行こうねと言っていても、仕事だったり寝過ごしたりだったりで行けなくなったらさぁ大変。
予定を変えることが非常に難しい。
3歳の娘の御しやすいこと!
ごめん!お菓子あげるから許して!
これで終わり。
ただ、ロジッククソ野郎のいいところは言って聞かせて分かるということ。
5歳の男児相手に声を荒げる必要がない。怒鳴ることもいらない。
これはこうでこうやろ?
これで理解する。夫が穏やかな口調でこんこんと説明すれば納得するのである。(私にはロジックがないせいで、怒鳴ることも多々。息子は怯む。その度に後で夫にあんな言い方しなくても…と言われるが、子どもの前では私の肩を持つ体で沈黙を保っている。そこもまた夫素晴らしい。)
3歳のフィーリング女子にはこうはいかない。
私が嫌だから嫌だし、悲しいから泣く!
彼女のロジックなどこの程度のもの。
大体疲れて眠くて訳分からんくて大泣きして、察することなど出来ない母に、
泣いてても分からん!言葉にせえ!言わなくても分かってもらえると思うな!誰もわからん!
と怒られ、それすら悲しくてさらに大泣きするのである。
そんな時夫は、
娘が悪いことをしたのでない限り、
まず抱っこして、
娘が安心してから、
言い分を聞いて、
整理してあげてから、
こうだよ、
と諭す、
らしい。彼女は受け入れられてるっていう安心感が欲しいのだからまずはそれを表現してあげるのが大事、だそう。
夫は介護職と葬儀屋と就労支援の仕事を経て来て、寄り添うことが身についてるし、福祉の心を持って生きてる。
ロジッククソ野郎らしく、子育てにもロジックを持って今日も邁進してはります。