王室のホームページを拝見すると、現在、公式のRoyal House のメンバーは国王陛下ご一家、王弟のコンスタンティン王子ご夫妻、前女王陛下、前女王陛下の妹君(前々女王の三女)のマルフリーテ王女ご夫妻があがっていますが、ほかにさらに広い範囲の親戚を含むRoyal Family (王族)という概念があって、こちらは前女王陛下とマルフリーテ王女のすべてのご子孫(その配偶者を含む、以下同じ)のほか、結婚によって王位継承権を失った、別の妹君であるイレーネ王女(前々女王の次女)とその子孫、故クリスティナ王女(前々女王の四女)の子孫すべてがあがっています。 イギリスは典型的ですが、王室の内外をあまり厳格に区分しない柔軟なやり方なので、いざとなれば誰か適任者に王位継承権を付与すればよいということで、随分と将来の女王陛下のプレッシャーも軽減されていますよね。 このあたりは、どこかの国も見習っていかないと、将来大きな問題になってくると思うのですが、その国は何事も前例の通りという頭の固い人がかなり多いようなので、とてもこのようにはいかないのでしょうね(苦笑)。