質と量

みなさんは「質」と「量」どちらを重視しますか？

当然どちらが良いという答えはないと思います。

・・・が、時代によって「適している」という答えは存在すると思いますね。

ちなみに、現在の日本のような成熟していると思われる(過去に比べると)社会だと「質」が重視されていると思います。(・・って当たり前ですね・・)

そして、それに対し、昔の日本のような成長をし続けていた頃の社会だと「量」が重視されていたと思います。(・・おそらく。)

なぜなら、わかりやすく会社で例えてみると、
売上げが無限にあがり続ける昔の時代であれば収益は売上げに比例して何不自由なく上がっていたと思います。したがって、そのような時代では、質(生産性)の向上に時間や労力をかけるよりも量(とにかく売る)を増やすことのほうに時間をかける方が利益の最大化につながる最も合理的な行動だったのでしょう。(多分)

でも、
(基本的に)売上げが伸びない今のような成熟した時代であれば、売上げを増やすことに時間や労力を投資するよりも生産性を高めるほうが収益の向上につながる合理的な行動になったのだと思います。(事実、経営の「質」を向上させるための会計やマーケティングや組織に関する本なんかが相対的にたくさん出回ってますよね。)

したがって、バブル崩壊(量から質への転換)後の現在は「質」の時代だといえると思います。
(cf.生活の質の向上としてのLOHASとかね)

・・・って、いつも当たり前のことしか言ってませんね・・・。