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宇宙最高の作戦

2006年11月24日 | マンガ・アニメ
ヤマト、イスカンダルへの中間地点バラン星到着。


この星でドメルが仕掛けた作戦は
人間を知り尽くした(異星人なのに)見事なものでした。



バラン星の原住生物バラノドンの虐待された姿。
パトロール中にこれを見つけた古代は
生物保護の立場からバラン星基地の攻略を艦長沖田に進言する。



宇宙の狼とあだ名される
太陽系方面作戦司令長官ドメル将軍。

ドメル「戦いは勝てばいい。
    バラノドンの虐待された姿を見せて
    その使命感をくすぐるのだ。
    くわえて基地の手薄な様を見せ付ける」。
    
    バラノドンの姿を見て彼らは救世主のような
    気持ちになっているだろう。
    そういう安直なヒューマニズムほど扱いやすいものは無い。
    
    ヤマトは必死でここまで来た。
    彼らの使命感は強くあおられてきているはずだが
    その高ぶりが落とし穴だ」。



ドメルの術中にはまったヤマトは基地に攻撃をかける。
そのヤマトの後ろに人工太陽が迫る。

ヤマトが波動砲を撃つ為機首を人工太陽に向けるよりも早く
人工太陽がバランの基地もろともヤマトを押しつぶす。

まさに完璧な作戦!

宇宙最高の艦長、沖田十三も観念した。

「これがガミラスの戦術か、見事だ」

しかし哀れなのはドメル。
部下のゲールがデスラー総統に密告。
浪費家呼ばわりされたあげく作戦を中止するよう
命じられてしまった。


永遠の不沈艦をここまで追い詰めたのは
後にも先にもドメルだけであろう。
(ハイパー放射ミサイルっていうのもあるけど)

それにしてもこの脚本は素晴しい。
メカに頼らず練りに練った話で引き込む。
ドメルのセリフは企業人でも参考になるはずだ。

今見てもまったく遜色無いのは日本アニメの底力だろうか。


しかしこの作戦で最も哀れだったのは他ならぬデスラーである。
彼はこのとき何がなんでもヤマトを沈めておくべきであった。。。




 


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