この前の日曜日、大阪狭山市の狭山池博物館で開催されてる
「河内木綿の美を探る」と題された企画展を観にいきました。
和泉木綿の話は以前書いたのですが、同時に有名な河内木綿については歴史的なことを詳しく聞いたことがなかったので、いい勉強です。
とても立派な、アートな雰囲気一杯の建物です。府立だそうです。
河内とは、大阪府をタテに分割した右半分の地域です。 左半分の北側は摂津、大和川以南は、和泉というのが、旧国名です。
河内木綿の方が歴史があるのでしょう、地理的にも奈良(大和)に接していて、古事記や万葉集に出てくる「青き御衣」や「青摺の衣服」などは、河内木綿だそうです。
和泉木綿が、晒しの織物が多かったのに対し、河内木綿は、藍染で、庶民向けの着物が多かったそうです。 (泉州にも紺屋という地名や屋号がありますので、染めもあったんでしょうが)
製法は、糸染めで、濃淡を作っての、縦縞の織物が多く、伊勢彫りの様な型で、紡染のりを刷って白抜きするような後染め織物も少なくないそうです。
また、「河内木綿 表装 民藝」と言うタイトルの講話も聴かせていただくことが出来、有意義な一日でした。
それにしても、お金掛かってそうな建物!
大阪府立だそうです。 有意義に活用されることを願います。
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